tsmkfs(TPBrokerファイルシステムの初期設定(UNIX))
形式
tsmkfs -s セクタ長 -n 容量 -l 最大ファイル数
[ -v TPBrokerファイルシステム名] スペシャルファイル名
機能
指定したハードディスクのパーティションを,TPBrokerファイルシステム用に初期設定します。初期設定は,TPBrokerファイルシステムとしてパーティションを割り当てるときに一度だけ行います。
tsmkfsコマンドを実行できるのは,スーパーユーザ,またはキャラクタ型スペシャルファイルの所有者です。
なお,これはUNIX版だけに提供されるコマンドです。
オプション
-s セクタ長
TPBrokerファイルシステムを構築するハードディスクのセクタ長を指定します。
-n 容量
〜((1〜2047))(単位:メガバイト)
TPBrokerファイルシステムとして割り当てる容量をメガバイトで指定します。
-l 最大ファイル数
〜((1〜4096))
TPBrokerファイルシステム内に作成するファイル数の上限を指定します。
キャラクタ型スペシャルファイルを環境変数TPFSに設定する場合は2以上,環境変数ADMFSに設定する場合は3以上,環境変数TPFSおよびADMFSの両方に設定する場合は5以上を指定します。
-v TPBrokerファイルシステム名
〜<1〜8文字のTPBrokerファイル名>
TPBrokerファイルシステムに付ける名称を指定します。
このオプションの指定を省略した場合は,TPBrokerファイルシステムに名称が付けられません。
引数
スペシャルファイル名
〜<パス名>
初期化するスペシャルファイルの名称を指定します。
指定するファイルはキャラクタ型スペシャルファイルです。
例
tsmkfs -s 1024 -n 10 -l 3 -v TPB01 /raw/tpb_raw
注意事項
初期設定時,容量としてディスクボリューム,またはパーティションの容量よりも大きな値を指定すると,そのパーティションに物理的に続くパーティションを破壊することがあります。このため,TPBroker管理者は,TPBrokerファイルシステムの容量を正確に計算してディスクを割り当ててください。また,UNIXファイルシステムとして使用しているパーティションを指定しないでください。