8.2.4 定義項目の詳細
プロセス監視定義の項目の内容を次の表に示します。プロセス監視定義の指定項目内容の説明では,例の記述がWindows表記となっています。UNIX上ではUNIX表記に置き換えてください。
項番 |
定義項目 |
指定する値 |
項目の説明 |
---|---|---|---|
1 |
(必須) |
|
− |
2 |
(必須) |
255文字以内の文字列
|
− |
3 |
255文字以内の文字列
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名称を指定しない場合は,項番2で指定した名称が適用されます。 間接起動方式で,コマンドが未設定の場合,TPBrokerはプロセスを起動および停止するだけで,監視はしません。 |
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4 |
255文字以内の文字列 |
名称を指定しない場合は,項番2で指定した名称が適用されます。 間接起動方式の場合は,無視されます。 |
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5 |
0〜1800(秒) デフォルト:300 「プロセス起動用コマンドのタイムアウト値 , プロセス停止用コマンドのタイムアウト値」の形式で指定します。 |
プロセス開始コマンドのタイムアウト値は間接起動方式の場合だけ有効です。 プロセス起動用コマンドのタイムアウトおよびプロセス停止用コマンドのタイムアウトに0を設定した場合,コマンドのプロセスを即時に強制終了します。
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|
6 |
(必須) |
次のどれか一つを指定します。
デフォルト:none |
「restart」を指定した場合は,プロセス起動を連続3回失敗すると,それ以降は再起動処理を行いません。 |
7 |
(必須) |
次のどれか一つを指定します。
デフォルト:none |
「command」を指定した場合は,発行するコマンド名を指定します(項番8を参照のこと)。 |
8 |
255文字以内の文字列 |
項番7で「command」を指定した場合,必ず指定します。 |
|
9 |
(必須) |
次のどちらかを指定します。
デフォルト:none |
− |
10 |
(必須) |
0以上の整数 デフォルト:3 |
監視時間は10分です。 指定値回目の再起動を抑止します。指定値0と1は再起動を行いません。 この定義の指定は,項番7で「restart」を指定している場合だけ有効です。 |
11 |
255文字以内の文字列 |
コマンドを指定しない場合は,システムコール(UNIXの場合はkill(),Windowsの場合はTerminateProcess())でプロセスが直接停止します。 |
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12 |
255文字以内の文字列 |
コマンドを指定しない場合は,項番11に指定したコマンドが発行されます。 |
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13 |
コマンド実行用のユーザID |
0〜59999の符号なし整数 |
Windows版の場合は無視されます。 |
14 |
コマンド実行用のグループID |
0〜59999の符号なし整数 |
Windows版の場合は無視されます。 |
15 |
511文字以内の文字列 「"環境変数名=値","環境変数名=値"…」の形式で指定します。 全体で511文字以内にしてください。 |
必要な場合に指定します。 |
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16 |
511文字以内の文字列 「PUTENV:環境変数名=値」の形式で指定します。 ADMFS,ADMSPOOL,TPDIR,TPFS,TPDIRは設定せず,admsetupコマンド実行時の環境変数を引き継がせてください。 |
必要な場合に指定します。 環境変数は,0〜100個まで,1行に1個だけ指定できます。 ここで指定した環境変数は,監視対象プロセスすべてに設定されます。 項番15で指定した環境変数名と重複する場合,プロセス起動時には項番15の値が設定されます。 指定しない場合,admsetupコマンド実行時の環境変数が使用されます。 |
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17 |
\ |
定義が複数行にわたる場合は,必ず指定します。 |
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18 |
# |
「#」から行末までをコメントとみなします。
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- (凡例)
-
−:該当する内容がないことを表します。
- 注※
-
停止用コマンドのタイムアウト値は,TPBroker 05-15以降で有効です。