7.7.5 注意事項
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TPBrokerがダウンした場合,TPBrokerの再開始時にトランザクションの回復処理を行います。その場合,トランザクション決着の結果が2回記録されることがあります。
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トップトランザクションブランチでrollback_only()を発行した場合でも,トップトランザクションブランチがリソースマネージャにアクセスしていなければ,リードオンリーのトランザクションブランチとして出力されることがあります。
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OTS Fast Path Optionを使用している場合,サーバコール時にサーバプロセスが異常終了しても,トップトランザクションブランチがリソースマネージャにアクセスしていなければ,リードオンリーのトランザクションブランチとして出力されることがあります。
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誤ってTPBroker運用中にtssetupコマンドに-dオプションを付けて実行した場合,共用メモリおよびメッセージキューが残ってしまいます。残ってしまった共用メモリおよびメッセージキューをipcsコマンドで確認し,ipcrmコマンドで削除してください。
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トランザクショントレースは次の条件の場合,取得できないことがあります。
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OTSデーモンが共用メモリの初期化に失敗した場合
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トレースデーモンが起動していない場合(連続異常終了時)
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トランザクションが動作するプロセス(該当プロセスだけ)で,共用メモリアクセスの初期化に失敗した場合
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システムダウン後の再開始時に共用メモリへのアクセスが失敗した場合
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システムダウン時にロールバックしたトランザクションブランチの場合
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