7.2.3 TPBrokerの終了
運用支援機能を使用したTPBrokerの終了方法および終了モードについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 終了方法
TPBrokerの終了は,admstopコマンドで行います。このとき,次の二つの終了モードのどちらかを指定できます。
admstopコマンドの指定方法については,「9.3 運用コマンドの詳細」を参照してください。オプションの指定がない場合は,正常終了になります。
Windows版の場合,サービス「TPBroker」を停止すると,TPBrokerは強制正常終了します。このとき,admstopコマンドが自動的に発行され,ADMデーモンが停止します。TPBrokerを正常終了する場合は,admstopコマンドを実行してからサービス「TPBroker」を停止してください。サービス「TPBroker」を停止した場合のTPBrokerの終了モードは,運用定義/ADM/service_stop_modeの設定に依存します。
(3) 注意事項
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TPBrokerの停止コマンドを使用しないで,UNIXのkillコマンドなどで直接プロセスを停止させた場合には,TPBrokerはダウンします。
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Windows版の場合,サービス「TPBroker」の停止に1時間以上掛かると,ADMデーモンを強制停止します。この場合,監視中のプロセスは停止しません。また,次回起動時の開始モードは再開始になります。
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Windows版の場合,WindowsのGUIを持つアプリケーションのプロセスを監視対象にしているときは,そのアプリケーションを監視対象から外すか,またはサービス「TPBroker」を停止してから,ログオフしてください。サービス「TPBroker」に対するWindowsのサービスの設定で「デスクトップとの対話をサービスに許可」チェックボックスをオンにしている状態で,TPBrokerを稼働したままログオフすると,監視対象プロセスがWindowsのGUIを持つアプリケーションだった場合,このアプリケーションは異常終了することがあります。
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Windows版の場合,マシンをシャットダウンすると,TPBrokerのデーモンプロセスや監視対象プロセスもOSによって強制停止されます。サービス「TPBroker」を停止してから,マシンをシャットダウンしてください。