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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド


6.1 システム運用

TPBrokerシステムを運用するために必要な,システムの開始コマンドなどの各種運用コマンドを提供しています。運用コマンドについては,「9. 運用コマンド」を参照してください。

運用支援機能(ADM)を使用すると,OTS,ORB,アプリケーションプログラムなど,システムのさまざまなプロセスを一括起動,停止,および監視できます。

運用支援機能を使用するには,admsetupコマンドを使用して実行環境をOSに登録する必要があります。

admlaunchコマンドまたはadmexecコマンドによるvbjコマンドおよびネーミングサービスの監視(Windows)

P-2464またはP-2964で始まる形名のTPBrokerでvbjコマンド(起動するJavaアプリケーションを含む)およびネーミングサービス(nameservプロセス)を監視する場合で,コマンド列が255文字を超えるときは,admlaunchコマンドを使用します。P-2A64で始まる形名のTPBrokerでvbjコマンド(起動するJavaアプリケーションを含む)およびネーミングサービス(nameservプロセス)を監視する場合で,コマンド列が255文字を超えるときは,admexecコマンドを使用します。admexecコマンドの使用方法はadmlaunchコマンドと同一です。以下admlaunchに統一して説明しますので,P-2A64で始まる形名のTPBrokerを使用している場合は,admlaunchをadmexecに読み替えてください。

admlaunchコマンドは,vbjコマンドおよびネーミングサービスを監視するための専用のコマンドです。プロセス起動用コマンドおよびプロセス停止用コマンドの両方の用途で使用します。プロセス監視定義中に,またはadmstartprc,admstopprcコマンドの引数として使用します。admstartprc,admstopprcコマンドの詳細は,「9.3 運用コマンドの詳細」を参照してください。

起動コマンドとして動作するadmlaunchコマンドは,運用監視機能の直接起動方式のプロセスとして使用します。また,admlaunchコマンドで起動したvbjコマンドおよびネーミングサービスは,必ず停止用コマンドとして動作するadmlaunchコマンドを使用して停止させてください。admlaunchコマンドの詳細は,「9.3 運用コマンドの詳細」を参照してください。