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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド


5.7.4 コミット時の障害

Java OTSを引き続き順調に動作させるために,オペレータが手動でトランザクションを決着させなければならない場合があります。C++ OTSでは,コンテキストサーバ機能はクライアントプロセスまたはサーバプロセスの一部となっています。一方,Java OTSでは,クライアントプロセスおよびサーバプロセスの両方がネットワークを介してトランザクションコンテキストサーバと通信します。Java OTSでは,次に示す状況のどれか一つの状況が発生したらヒューリスティックエラーとなります。

上記のどれか一つが発生したら,トランザクションがコミットされたのかロールバックされたのかを調べてください。

オペレータがトランザクションを決着させるためには,トランザクションのグローバルID(GID)が必要です。GIDを調べるには,tslstrnコマンドを使用してください。トランザクションを決着するには,tscommitまたはtsrollbackコマンドを使用し,GIDを指定してください。