5.2 Java OTS APIの概要
Java OTSは,アプリケーションプログラムを作成するためのAPIを提供しています。これらのAPIの概要を次に示します。
APIの詳細については,マニュアル「TPBroker プログラマーズガイド」を参照してください。
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OTS仕様で指定されているCosTransactionsインタフェースを,CORBA準拠のパッケージ名称で提供します。パッケージ名称は次のとおりです。
- CORBA準拠パッケージ名称
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org.omg.CosTransactions
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OTS仕様で指定されているCosTransactionsインタフェースを示すIDLファイルを,CORBA準拠のファイル名称で提供します。ファイル名称は次のとおりです。
- CORBA準拠のファイル名称を持つCosTransactions IDLファイル
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$TPDIR/idl/CosTransactions.idl
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TpCosOTSインタフェースはTPBroker独自の機能を提供します。これによって,Javaアプリケーションは次のことができるようになります。
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TransactionFactoryオブジェクトの取得
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Java OTSが提供する独自のメソッドへのアクセス
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org.omg.CORBA.ORB.resolve_initial_referencesメソッド
org.omg.CORBA.ORB.resolve_initial_referencesメソッドは,Current擬似オブジェクトとTpCosOTSオブジェクトへのアクセスを提供します。このメソッドには次のパラメタがあります。