付録C.2 リダイレクタが返すエラーステータスコード
Webコンテナとのデータ送受信時にタイムアウトが発生したり,定義ファイルに記載誤りがあったりすると,リダイレクタはエラーステータスコードを返します。リダイレクタが返すエラーステータスコードと,エラーステータスコードを返す条件を,Webサーバの種類ごとに表に示します。
エラーステータスコード |
エラーステータスコードを返す条件 |
---|---|
400 Bad Request |
次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード400が返ります。
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500 Internal Server Error |
次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード500が返ります。
|
注※1 POSTデータサイズによる振り分けで,デフォルトワーカを指定していない場合が該当します。
注※2 Windowsの場合だけ該当します。UNIXの場合は起動に失敗します。
注※3 HTTP Serverのリクエストヘッダの制限に関する設定で合計16KB以上のリクエストヘッダを受信可能にしている場合,該当するおそれがあります。
注※4 HTTPメソッドのサポート可否については,表C-5を参照してください。
エラーステータスコード |
エラーステータスコードを返す条件 |
---|---|
400 Bad Request |
次のどちらかの場合,エラーステータスコード400が返ります。
|
403 Forbidden |
次のどちらかの場合,エラーステータスコード403が返ります。
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500 Internal Server Error |
次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード500が返ります。
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注※1 大文字・小文字の区別はありません。
注※2 Microsoft IISのリクエストヘッダの制限に関する設定で合計16KB以上のリクエストヘッダを受信可能にしている場合,該当するおそれがあります。
注※3 HTTPメソッドのサポート可否については,表C-5を参照してください。
- リダイレクタでのリクエストのHTTPメソッドのサポート可否
-
リダイレクタでのリクエストのHTTPメソッドのサポート可否について,次の表に示します。
表C‒5 リダイレクタでのリクエストのHTTPメソッドのサポート可否 HTTPメソッド
サポート可否
OPTIONS
○
GET
○
HEAD
○
POST
○
PUT
○
DELETE
○
TRACE
○
CONNECT
×※
PROPFIND
○
PROPPATCH
○
MKCOL
○
COPY
○
MOVE
○
LOCK
○
UNLOCK
○
ACL
○
REPORT
○
VERSION-CONTROL
○
CHECKIN
○
CHECKOUT
○
UNCHECKOUT
○
SEARCH
○
上記以外のHTTP1.1で使用できるメソッド
×※
(凡例)○:サポートする ×:サポートしない
- 注※
-
サポートしないHTTPメソッドが指定されているリクエストには,リダイレクタがステータス500エラーを返します。また,メッセージKDJE41001-Eが出力されます。