18.32.1 DABroker Libraryを使用する場合に使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能についての注意事項
ここでは,データベース接続で使用できる機能について説明します。
データベース接続で使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能を,データベースごとに次の表に示します。
項目 |
HiRDB |
Oracle |
XDM/RD E2 |
||
---|---|---|---|---|---|
Oracle9i |
Oracle10g |
||||
J2EEコンポーネント |
Servlet/JSP |
○ |
○ |
○ |
○ |
Stateless Session Bean |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
Stateful Session Bean |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
Entity Bean(BMP) |
○ |
○ |
○ |
× |
|
Entity Bean(CMP1.1) |
○ |
○ |
× |
× |
|
Entity Bean(CMP2.0) |
○※1 |
○ |
× |
× |
|
Message-driven Bean(onMessageメソッドからのデータベースアクセス) |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
使用できる機能 |
コネクションプーリング |
○ |
○ |
○ |
○ |
コネクションプールのウォーミングアップ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
コネクションプールの情報表示(cjlistpoolコマンド) |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
コネクションプールのクリア(cjclearpoolコマンド) |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
リソースへの接続テスト |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
コネクションの障害検知 |
○※2 |
○ |
○ |
○ |
|
ステートメントプーリング |
○※3 |
○ |
○ |
○※3,※4 |
|
ステートメントキャンセル |
○※5 |
△※6 |
△※6 |
○※7 |
|
ステートメントsetQueryTimeoutメソッド |
× |
× |
× |
× |
|
コネクションIDのPRFトレース出力 |
○ |
○ |
○ |
○※7 |
|
障害調査用SQLの出力 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
クラスタコネクションプール |
× |
× |
× |
× |
(凡例)○:使用できる ×:使用できない △:一部制限あり
注※1 CMP2.0の機能である,CMR機能は利用できません。
注※2 DABroker Libraryを使用して接続する場合,HiRDBのバージョンが07-01以前でグローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。
注※3 HiRDBのバージョンが07-01以前の場合,アプリケーションサーバが管理するトランザクションで使用するときだけ,ステートメントプーリング機能が使用できます。これ以外の場合はエラーが発生します。また,HiRDB自動再接続機能とステートメントプーリング機能の併用はできません。
注※4 XDM/RD E2 11-02以降のバージョンとDABroker Library 03-13以降を使用する場合にだけステートメントプーリングを使用できます。
注※5 グローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。
注※6 データベースのサーバまたはクライアントがWindowsで,接続形式が専用接続であるときは,使用できません。
注※7 ステートメントキャンセル,およびコネクションIDのPRFトレース出力は,DABroker経由の場合,XDM/RD E2 11-02以降で使用できます。
- 注意事項
-
HiRDBのバージョンが07-01以前で,トランザクションサポートレベルにXATransactionを使用する場合,トランザクション外でコネクションを使用してデータベースにアクセスするとコネクションが二つ使用され,HiRDBへの接続が同時に利用しているユーザ数の2倍になります。HiRDBのシステム共通定義のpd_max_usersオペランドに,同時に利用しているユーザ数の2倍の値を指定してください。