Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス
cscprecache(フォーマット定義およびデータ変換定義の事前キャッシュ)
形式
cscprecache [-h] -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> [-name <サービスID>]
機能
本番運用に入る前に,コンポーネントで定義したすべてのフォーマット定義およびデータ変換定義を解析して,HCSCサーバ上にキャッシュさせます。これによって,リクエスト処理の性能向上を図ります。
ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。複数のコンポーネントに解析要求を送信する場合の最大スレッド数は,HCSC-Manager定義ファイル(cscmng.properties)のプロパティに値を定義することで設定できます。また,各コンポーネントでの事前キャッシュ処理のタイムアウト時間は,HCSCサーバランタイム定義ファイル(cscsvconfig.properties)のプロパティに値を定義することで設定できます。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.3.20 ビジネスプロセスの定義情報をキャッシュする」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
解析要求を送信するHCSCサーバ名を指定します。
-name <サービスID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
解析要求を送信するサービス名を指定します。
入力例
cscprecache -csc <HCSCサーバ名>
cscprecache -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID>
戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
1 | コマンドが異常終了しました。 |
3 | 排他エラーが発生しました。 |
9 | 実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
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