Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス
形式
cscfscls [-h] -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> {-csc <HCSCサーバ名>|-cluster <クラスタ名>} {-folder <共通フォルダ定義名>|-all} [-t <開始日時>|-d <日数>] [-recursive]
機能
共通フォルダ内のファイルを参照します。
ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。
共通フォルダ以下に,ユーザが作成したファイルおよびディレクトリが存在する場合は,ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリを再帰的に参照することができます。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.4.21 共通フォルダの情報を参照する」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。大文字と小文字は区別されます。
-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。大文字と小文字は区別されます。
-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
HCSCサーバ名を指定します。大文字と小文字は区別されます。
-cluster <クラスタ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
クラスタ名を指定します。大文字と小文字は区別されます。
-folder <共通フォルダ定義名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−64文字))
共通フォルダ定義名を指定します。大文字と小文字は区別されます。
-all
すべての共通フォルダを対象とします。
-t <開始日時>
指定した日時以前の共通フォルダ内のファイルを参照します。-recursiveオプションが指定され,かつ共通フォルダ内のサブフォルダにファイルが存在しない場合は,指定した日時以前のサブフォルダを参照します。なお,指定できる日時の形式は次の形式です。また,存在する日時を省略しないで14桁で指定してください。
-d <日数> 〜<整数> ((0−365))
指定した日数より以前の共通フォルダ内のファイルを参照します。-recursiveオプションが指定され,かつ共通フォルダ内のサブフォルダにファイルが存在しない場合は,指定した日数より以前のサブフォルダを参照します。日数を日単位で指定してください。0を指定した場合,すべての共通フォルダ内のファイルを参照します。
-recursive
サブフォルダ内のファイルを再帰的に参照します。サブフォルダ内のファイルはFileNameに共通フォルダルートからの相対パスで表示します。サブフォルダ内にファイルが存在しない場合は,FileNameにフォルダ名+”/”を表示します。
出力形式
HCSCServerName CommonFolderName FileSize LastModifiedTime FileName <HCSCサーバ名> <共通フォルダ定義名> <ファイルサイズ> <ファイルの最終更新時刻> <ファイル名> : <HCSCサーバ名> <共通フォルダ定義名> <ファイルサイズ> <ファイルの最終更新時刻> <ファイル名> |
HCSCServerName CommonFolderName FileSize LastModifiedTime FileName <HCSCサーバ名> <共通フォルダ定義名> <ファイルサイズ> <ファイルまたはフォルダの最終更新時刻> <ファイル名またはフォルダ名> : <HCSCサーバ名> <共通フォルダ定義名> <ファイルサイズ> <ファイルまたはフォルダの最終更新時刻> <ファイル名またはフォルダ名> |
説明
表示項目 | 説明 |
---|---|
HCSCServerName | HCSCサーバ名を示します。 |
CommonFolderName | 共通フォルダ定義名を示します。 |
FileSize | ファイルサイズ(バイト)を示します。フォルダを表示する場合は,0バイトを表示します。 |
LastModifiedTime | ファイルまたはフォルダの最終更新時刻(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)を示します。 |
FileName | ファイル名またはフォルダ名を示します。ファイル名が200バイトを超える場合は,先頭から200バイトまでを表示します。 |
出力例を次に示します。
サブフォルダ内のファイルを再帰的に参照しない場合
HCSCServerName CommonFolderName FileSize LastModifiedTime FileName HCSC FOLDER1 1024 2010/04/26 14:26:39 ftpcommon.txt2010_04_26_14_26_39_111 HCSC FOLDER2 1050 2010/04/26 14:26:40 ftp.txt2010_04_26_14_26_39_222 HCSC FOLDER3 1020 2010/04/26 14:26:50 ftp.txt2010_04_26_14_26_39_333 |
HCSCServerName CommonFolderName FileSize LastModifiedTime FileName HCSC FOLDER1 156 2015/04/22 10:01:20 ftpcommon.txt HCSC FOLDER1 297 2015/04/22 10:01:20 sub1/ftp.txt HCSC FOLDER1 1089 2015/04/22 10:01:20 sub1/sub2/ftp.txt HCSC FOLDER1 0 2015/04/22 10:01:20 sub3/ HCSC FOLDER1 0 2015/04/22 10:01:21 sub4/sub5/ |
戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
1 | コマンドが異常終了しました。 |
2 | 通信タイムアウトが発生しました。 |
3 | 排他エラーが発生しました。 |
9 | 実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
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