Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス
形式
[urecp-fileevent.thread-pool.minimum=ファイルイベント受付処理の最小スレッド数] [urecp-fileevent.thread-pool.maximum=ファイルイベント受付処理の最大スレッド数] [urecp-fileevent.sub-folder=監視ファイルの格納先となるサブフォルダのパス] [urecp-fileevent.common-folder.definition-name=共通フォルダ定義名] [urecp-fileevent.monitored-file-name.regex=監視対象のファイル名の正規表現] [urecp-fileevent.monitored.common-folder={true|false}] [urecp-fileevent.file.auto-delete={true|false}] |
機能
ファイルイベント受付の動作情報を設定します。このファイルは,開発環境でのファイルイベント受付の作成時に独自定義ファイルとして設定します。
ファイルイベント受付のセットアップ後に設定内容を変更する場合は,次に示すテンプレートファイルの内容を編集して,同じファイル名「cscurecpfileevent.properties」で保存してください。これ以外のファイル名を独自定義ファイルとして設定しても無効となります。
ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>CSC\custom-reception\fileevent\config\templates\cscurecpfileevent.properties
設定した内容はファイルイベント受付の開始時に有効になります。定義内容が不正な場合は,ファイルイベント受付の配備時または起動時にエラーとなります。
設定できるプロパティ
(1)処理スレッドの同時実行数
urecp-fileevent.thread-pool.minimum=ファイルイベント受付処理の最小スレッド数 〜<整数値>((1−2147483647))<<1>>
ファイルイベント受付を呼び出すスレッドに関して,スレッドプール内で同時に実行できる数の最小値を指定します。
urecp-fileevent.thread-pool.maximum=ファイルイベント受付処理の最大スレッド数 〜<整数値>((1−2147483647))<<32>>
ファイルイベント受付を呼び出すスレッドに関して,スレッドプール内で同時に実行できる数の最大値を指定します。最小スレッド数以上の値を指定する必要があります。
(2)監視ファイル
urecp-fileevent.sub-folder=監視ファイルの格納先となるサブフォルダのパス 〜<文字列(2バイト文字含む)および空白>
監視対象のファイルをサブフォルダに格納する場合,サブフォルダ名を相対パスで指定します。フォルダ区切りは「/」を使用します。
存在しないフォルダを指定した場合は,ファイルイベント受付のリクエスト処理が失敗します。
監視対象のファイル全体のパス長は,OSの最大パス長を超えないようにしてください。OSのパス長の上限については,各OSのドキュメントを参照してください。
urecp-fileevent.common-folder.definition-name=共通フォルダ定義名 〜<英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)>((1−64文字))<<default>>
ファイルイベント受付が取得対象ファイルの存在を確認する際に参照する,共通フォルダ定義名を指定します。
HCSCサーバランタイム定義ファイルの「common-folder-<共通フォルダ定義名>」に指定した共通フォルダ定義名を指定してください。
urecp-fileevent.monitored-file-name.regex=監視対象のファイル名の正規表現 〜<文字列>
ファイルイベント受付で監視の対象とするファイル名を正規表現で指定します。正規表現の記述仕様は,java.util.regex.Patternクラスの仕様に従ってください。
指定を省略した場合は,ファイル名に「.csc」を含まないファイル名のファイルがすべて監視対象となります。
urecp-fileevent.monitored.common-folder={true|false} 〜<<false>>
ファイルイベント受付の監視対象のフォルダを共通フォルダにするか指定します。
urecp-fileevent.file.auto-delete={true|false} 〜<<true>>
ビジネスプロセスからの応答が正常の場合に,取得対象ファイルを自動的に削除するか否かを指定します。
このプロパティは,監視対象が共通フォルダの場合だけ有効となります。
記述例
ファイルイベント受付定義ファイルの記述例を次に示します。
urecp-fileevent.thread-pool.minimum=1 urecp-fileevent.thread-pool.maximum=32 urecp-fileevent.sub-folder=folder1 urecp-fileevent.common-folder.definition-name=common urecp-fileevent.monitored-file-name.regex=file[0-9]*\.txt urecp-fileevent.monitored.common-folder=false |
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