Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
(1) 取得対象ファイルについて
- リクエスト処理中は,外部のプロセスからリクエスト処理で参照する取得対象ファイルを更新しないでください。取得対象ファイルが不完全な状態で,ビジネスプロセス内で参照される可能性があります。
- 取得対象ファイルの転送が完了するまでは,取得対象ファイルに対してファイルロックを取得してください。ファイルロックを取得しない場合は,ファイルが更新中でもファイルイベントを検知することがあります。
- 取得対象ファイルのファイルサイズが0の場合はファイルイベント連携の対象になりません。ファイルサイズが0の取得対象ファイルをファイルイベント連携する場合は,監視フォルダを監視する方法を選択してください。
(2) アクセス権限について
監視フォルダおよび共通フォルダ配下にあるフォルダとファイルには,HCSCサーバの管理者(Service Coordinator管理者)がアクセスできるように適切なアクセス権限を設定してください。
(3) 監視対象のフォルダについて
次に示すフォルダおよびファイルが監視対象のフォルダ配下に作成されます。これらのフォルダおよびファイルはファイルイベント連携で使用するため,参照や削除などのファイル操作はしないでください。
- 拡張子が「.csc_lock」のファイル
- 「.csc_lock」フォルダ
また,HCSCサーバが冗長構成の場合に監視対象のフォルダを作成する際は,次の点に注意してください。
- HCSCサーバがWindows上で動作する場合は,監視対象のフォルダはSMBによるファイル共有をしないでください。監視対象のフォルダは共有ディスク装置に作成してください。
- HCSCサーバがUNIX系のOS上で動作する場合にNFSによるファイル共有をする際は,NFSキャッシュ機能を使用しないでください。
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