Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説

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8.7.10 ファイル一覧書き込みオペレーション

ここでは,ファイル一覧書き込みオペレーションでサポートする機能やファイル形式について説明します。

<この項の構成>
(1) ファイル一覧書き込みオペレーションの機能概要
(2) 一覧取得元に指定可能な対象
(3) 一覧取得で取得可能な対象
(4) 出力するファイル形式
(5) ファイル一覧書き込みオペレーションの注意事項

(1) ファイル一覧書き込みオペレーションの機能概要

ファイル一覧書き込みオペレーションは,共通フォルダからファイル一覧情報を取得し,一覧情報をファイルに書き込みます。一覧取得元にファイルが指定された場合は,指定されたファイルだけを返します。一覧取得元にディレクトリが指定された場合は,指定されたディレクトリの直下のファイル・ディレクトリだけを返します。

ファイル一覧書き込みオペレーションの処理の概要について,次の図に示します。

図8-51 ファイル一覧書き込みオペレーションの処理

[図データ]

(2) 一覧取得元に指定可能な対象

ファイル一覧書き込みオペレーションで一覧取得元に指定可能な対象を次に示します。

表8-27 一覧取得元に指定可能な対象

一覧取得元に指定可能な対象 サポート
作業フォルダ ファイル ×
作業フォルダ自体 ×
共通フォルダ ファイル
共通フォルダ自体
サブフォルダ

(凡例)
○:サポートしています。
×:サポートしていません。

(3) 一覧取得で取得可能な対象

一覧取得元の共通フォルダで取得可能な対象を次に示します。

表8-28 一覧取得で取得可能な対象

一覧取得で取得可能な対象 サポート
直下のファイル 通常ファイル
隠しファイル
シンボリックリンク
直下のサブフォルダ※1 通常ディレクトリ
隠しディレクトリ※2
シンボリックリンク

(凡例)
○:サポートしています。

注※1
再帰的な取得はしません。

注※2
「.」(カレントディレクトリ),「..」(1つ上のディレクトリ)は対象外です。

(4) 出力するファイル形式

出力するファイルの文字コードは,UTF-16(ビッグエンディアン,BOMあり)です。取得したファイル一覧が空の場合は,BOMだけを出力します。

全項目を出力する場合(要求電文list-optionでlが指定された場合)のファイル出力形式を次に示します。

表8-29 ファイル出力形式(全項目)

列順 列名 列サイズ
(バイト)
出力形式※1 左右寄せ
1 ファイル種別 2※2 fもしくはd※3
2 ファイルサイズ 40※2 ファイルサイズの数値文字列※4
3 最終更新日時 出力形式のバイト※2 ユーザ指定形式
4 ファイル名 可変長※5 ファイル名文字列

注※1
埋め時は半角スペース。

注※2
別途,末尾に半角スペース(2バイト)が必ず1個付与されます。

注※3
f:ファイル,d:ディレクトリ。

注※4
ディレクトリの場合,値は0になります。

注※5
別途,末尾にOS依存の改行コードが付与されます。

ファイル名だけを出力する場合(要求電文list-optionでlが指定された場合)のファイル出力形式を次に示します。

表8-30 ファイル出力形式(ファイル名のみ)

列順 列名 列サイズ
(バイト)
出力形式 左右寄せ
1 ファイル名 可変長 ファイル名文字列

注※
別途,末尾にOS依存の改行コードが付与されます。

(5) ファイル一覧書き込みオペレーションの注意事項

ファイル一覧書き込みオペレーションの注意事項を次に示します。