Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
送受信後のファイルサイズを確認する機能について説明します。
FTPサーバにJP1/File Transmission Server/FTPを使用している場合,FTPアダプタとFTPサーバとの間で送受信されたファイルのサイズが,送信側と受信側で正しいかどうかを確認できます。
転送中にファイルが破損した場合,FTPアダプタからの応答コードが正常終了しているときはファイルが破損しているかどうかをユーザから確認できません。このような場合に,FTPアダプタは転送元のファイルサイズと転送先のファイルサイズを比較して,ファイルサイズが異なる場合はビジネスプロセスにシステム例外(転送エラー)を返します。
なお,改行コードのバイト数が異なるOS間でASCIIモードのファイル転送をした場合,自動的に改行コードが変換されるためファイルサイズが増減しますが,この場合はエラーになりません。
JP1/File Transmission Server/FTPを使用したファイルサイズ確認機能については,マニュアル「JP1/File Transmission Server」を参照してください。
ファイルサイズ確認を有効にするには,FTPアダプタ実行環境プロパティファイルのftpadp.file-size-checkプロパティを「TRUE」に設定している必要があります。
FTPアダプタ実行環境プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「FTPアダプタ実行環境プロパティファイル」を参照してください。
FTPサーバにJP1/File Transmission Server/FTPを使用していない場合にFTPアダプタ実行環境プロパティファイルのftpadp.file-size-checkプロパティを「TRUE」に設定していると,FTPアダプタは例外を返して,リクエスト処理を終了します。
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