Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
FTP受付は,FTPクライアントからのリクエストを受け付けると,リクエストごとにリクエストIDを生成します。ビジネスプロセスの処理は,生成したリクエストIDを指定して実行されます。
リクエストIDは次の形式で生成されます。
<受付ID><FTPクライアントのIPアドレス><日付><時刻><追番><分割キー><HCSCサーバ名>
リクエストIDのそれぞれの項目について次の表に示します。
表8-3 リクエストIDの項目
項目 | 桁数 | 内容 |
---|---|---|
<受付ID> | 8桁 | FTP受付の設定で指定した受付IDです。受付IDが8桁に満たない場合は,受付IDの右側に足りない分の「-」が設定されます。 |
<FTPクライアントのIPアドレス> | IPv4の場合:12桁 IPv6の場合:32桁 |
要求元のFTPクライアントのIPアドレスです。IPv4アドレスのそれぞれのバイトが3桁に満たない場合は,それぞれのバイトの左側に足りない分の「0」が設定されます。IPv6アドレスはそれぞれのバイトが4桁に満たない場合は,それぞれのバイトの左側に足りない分の「0」が設定されます。英字は小文字で表記されます。 |
<日付> | 8桁 | FTP受付がリクエストを受け付けた日付がyyyymmddの形式で設定されます。
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<時刻> | 9桁 | FTP受付がリクエストを受け付けた時刻がhhmmssSSSの形式で設定されます。
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<追番> | 3桁 | フォルダ名を一意にするための整数値が「000」からの連番で設定されます。<日付><時刻><追番>がすでにあるリクエストIDと重複する場合は追番を1つ繰り上げます。 「001」から「999」までのどの整数値を設定しても重複する場合,<日付>および<時刻>を変更して追番には「000」を設定します。 |
<分割キー> | 1桁 | HCSCサーバ名が付加されていることを示す分割キーです。半角スラッシュ(/),半角アットマーク(@)または半角ピリオドが使用されます。 HCSCサーバランタイム定義ファイルで変更可能です。 詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。 |
<HCSCサーバ名> | 最大8桁 | FTP受付が配備されているHCSCサーバの名称です。HCSCサーバ名が8桁に満たない場合,不足分は補われません。 |
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