Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
FTP受付では,ファイルに対する操作の単位をオペレーションと呼びます。
FTP受付でサポートするオペレーションには,次の種類があります。
FTPクライアントからFTPインバウンドアダプタに対してFTPコマンドが呼び出された場合に,これらのオペレーションがFTPインバウンドアダプタから呼び出されます。
FTP受付でサポートするFTPコマンドを次の表に示します。
表8-1 FTP受付でサポートするFTPコマンド
FTPコマンド | 用途 | 呼び出されるFTP受付のオペレーション |
---|---|---|
STOR | ファイルの内容をサーバ側のファイルに蓄積します。すでにサーバにファイルが存在する場合,既存のファイルの内容は上書きされます。 | PUTオペレーション |
APPE | ファイルの内容をサーバ側のファイルに蓄積します。すでにサーバにファイルが存在する場合,転送したデータが既存のファイルに追加されます。 | |
RETR | サーバ側に存在するファイルの複製を取得します。 | GETオペレーション |
LIST | サーバ側に存在するファイルの情報の一覧を取得します。 | GETINFOオペレーション |
NLST | サーバ側に存在するファイルの名前の一覧を取得します。 | |
SITE CSCTHR | 転送コマンド実行前,転送コマンド実行後,リストコマンド実行前,またはリストコマンド実行後にビジネスプロセスで実行するFTPコマンドを設定します。 FTPクライアントが転送コマンドまたはリストコマンドを実行する前にこのコマンドを実行しておくと,そのあとに実行した転送コマンドまたはリストコマンドの情報とともに,このコマンドで指定した情報がビジネスプロセスに渡されます。 |
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FTPコマンドの実行形式と注意事項を次に示します。
<FTPコマンド> /<FTP受付の受付ID>/<リモートファイルパス> |
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