Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説

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6.2.1 データ検証機能の概要

サービスアダプタでは,要求電文や応答電文が,定義したフォーマット定義に対して妥当かどうかを検証できます。また,データ変換機能を利用している場合は,変換前後の電文が,定義したフォーマット定義に対して妥当かどうかを検証できます。

サービスアダプタに指定したフォーマット定義の形式と,要求時および応答時に送られてくる電文の形式が妥当であるかどうか検証し,電文がフォーマットの形式に対して妥当でない場合は,サービスを実行する前にエラーを返します。

テスト環境などで,サービスを実行する前に妥当な電文かどうかを検証できるため,サービスの実行の失敗を事前に回避できます。

注意
データ検証機能が有効になっている場合,サービスリクエスタやサービスから受信した電文が,サービスアダプタ定義時に指定した電文フォーマットに適合しているかどうかのチェックが実施されます。データ検証機能が無効になっている場合,このチェックは実施されません。
データ検証機能が無効の状態で,HCSCサーバが電文フォーマットに適合しない電文を受信した場合,動作は保証しません。

要求電文とフォーマット定義が一致する場合と一致しない場合の電文の流れを次の図に示します。

図6-1 要求電文とフォーマット定義が一致する場合と一致しない場合の電文の流れ

[図データ]