Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
ここでは,バイナリデータの読込処理(バイナリ→DOMの変換)で,入力データの不正によってエラーになった場合のデバッグ情報の出力例について説明します。
この例で使用するデータ変換のマッピング定義,変換元および変換先のバイナリフォーマット定義の設定値,変換するバイナリデータは次のとおりです。
●データ変換のマッピング定義
●変換元および変換先のバイナリフォーマット定義の設定値
●変換するバイナリデータ
(1)で示した内容でデータ変換を実行した場合,バイナリデータの読込処理(バイナリ→DOMの変換)で,入力データが短いため,エラー(KDEC40200-E)が発生します。
この場合のデバッグ情報の出力内容を次に示します。
デバッグ情報として出力するDOMの出力内容を次の図に示します。なお,次の図は,見やすさのためスペースと改行を挿入しています。
次にトレース開始部の付加情報を示します。
DataType = DOM, Node = /root/complex01[2]/simple03, RootApInfo = XX.XXX.XXX.XXX/9496/0x0000000000001cb0 |
読み込んだ位置までのバイナリデータが出力されます。
デバッグ情報として出力するバイナリデータの出力内容を次の図に示します。
次にトレース開始部の付加情報を示します。
DataType = Binary, InputDataSize = 17, Offset = 17, RootApInfo = XX.XXX.XXX.XXX/9496/0x0000000000001cb0 |
(1)で示した内容でデータ変換を実行した場合,データ変換でエラーになり,詳細情報メッセージが出力されます。詳細情報メッセージの出力例を次に示します。
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