Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説

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3.7 応答アクティビティのあとに定義されたアクティビティの非同期実行

応答アクティビティのあとに任意のアクティビティを定義すると,そのアクティビティはReliable Messagingまたは非同期EJBを使用して非同期に実行できます。

応答後のアクティビティ実行で使用する機能は,データベースやReliable Messagingの有無によって次のように異なります。

表3-12 応答後のアクティビティ実行で使用する機能

Reliable Messaging データベース
あり なし
あり
  • 永続化するビジネスプロセスの場合
    Reliable Messaging
  • 永続化しないビジネスプロセスの場合
    非同期EJB
なし 非同期EJB 非同期EJB

(凡例)
−:該当なし。

注※
応答後のアクティビティ実行にReliable Messagingでなく非同期EJBを使用する場合,次に示す機能は使用できません。
  • 障害発生時に,Reliable Messagingのリトライ機能を利用したリカバリ処理が使用できません。
    リカバリ処理の詳細については,「3.4.7 応答アクティビティのトランザクション」を参照してください。
  • Reliable Messagingを前提とする次の受付およびアダプタは使用できません。
    標準受付(MDB(WS-R))
    標準受付(MDB(DBキュー))
    標準アダプタ(MDB(WS-R))
    標準アダプタ(MDB(DBキュー))
<この節の構成>
(1) 非同期EJBを使用して非同期実行する場合の設定項目
(2) 非同期EJBの実行で例外が発生した場合の再実行方法

(1) 非同期EJBを使用して非同期実行する場合の設定項目

非同期EJBを使用する場合,HCSCサーバランタイム定義ファイルに次のプロパティで設定します。

HCSCサーバランタイム定義ファイルの設定内容については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。

応答後のアクティビティの実行の概要を次に示します。

図3-54 応答後のアクティビティ実行の概要

[図データ]

(2) 非同期EJBの実行で例外が発生した場合の再実行方法

応答アクティビティのあとに定義されたアクティビティで例外が発生した場合や,非同期EJBの実行時に例外が発生した場合,プロセスは次の状態となり,一括再実行の対象になります。

プロセスインスタンスの再実行によって,応答アクティビティ以降に定義されたアクティビティを実行できます。