Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
ConnectionヘッダにKeep-Aliveを指定することで,一度使用したコネクションを継続して利用でき,次回以降のコネクション接続コストを減らすことができます。
Keep-Alive接続を使用するかどうかはJavaVMのシステムプロパティで設定します。なお,HTTPアダプタからKeep-Alive接続で通信しても,サーバ側がKeep-Aliveを使用しない設定の場合,サーバからのHTTPレスポンスのConnectionヘッダはcloseとなり,コネクションは継続されません。
Keep-Aliveを使用したコネクション継続の概要を次の図に示します。
図2-122 Keep-Alive接続の概要
Keep-Alive接続を使用する場合に設定が必要なプロパティを次の表に示します。
表2-60 Keep-Alive接続に必要なシステムプロパティ
プロパティ名 | 指定内容 |
---|---|
http.keepAlive | Keep-Alive接続を有効にするかどうかをtrueまたはfalseで指定します。デフォルトはtrueです。 |
http.maxConnections | 特定の時間内で保持される接続先ごとの最大接続数をint型で指定します。デフォルトは5です。 |
JavaVMのシステムプロパティの設定については,JavaVMのドキュメントを参照してください。
なお,Keep-Alive接続に関する設定は,システムプロパティで設定するため,HTTPアダプタ単位ではなくサーバ全体で有効になります。
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