Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
TP1アダプタの接続先は,接続先のOpenTP1のホスト名とポート番号をTP1アダプタに設定することで動的に変更できます。ビジネスプロセスで接続先のOpenTP1のホスト名とポート番号を設定しておくと,TP1アダプタを実行したときに接続先が変更されます。これによって,作成するTP1アダプタの数を削減できます。
TP1アダプタの接続先は,動的に変更できます。ビジネスプロセスで接続先を設定しておくと,TP1アダプタを実行したときに接続先が変更されます。これにより,作成するTP1アダプタの数を削減できます。
TP1アダプタの接続先動的変更の処理の流れを次に示します。
なお,接続情報がヘッダ電文に設定されていないなど,接続先情報の取得に失敗した場合は,リクエスト処理がエラーになります。
接続先情報ファイルを使用して,接続先情報を動的に変更する例を説明します。
接続先情報ファイルを使用するビジネスプロセスの例を次の図に示します。
図2-70 接続先情報ファイルを使用するビジネスプロセスの例(TP1アダプタの場合)
ユーザ定義受付を生成するWSDLの作成例を次に示します。
なお,この例では,接続先となる OpenTP1のホスト名とポート番号をSOAPヘッダで送付しています。
「図2-70 接続先情報ファイルを使用するビジネスプロセスの例(TP1アダプタの場合)」に示すビジネスプロセスで使用するデータ変換アクティビティの設定例を次に示します。
ここでは,変換元に「ヘッダ要求データ」を,変換先に「接続先」を指定しています。
図2-71 データ変換アクティビティの設定例(TP1アダプタの場合)
また,変換のマッピングは,次の図に示すとおりに定義します。
図2-72 変換のマッピングの設定例(TP1アダプタの場合)
OpenTP1に接続するためのホスト名とポート番号をTP1アダプタに設定するための接続先情報ファイル(XMLスキーマ)に定義します。
サービスプラットフォームでは,接続先情報ファイルを提供しています。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>/CSC/schema/connection/connection_tp1_adapter.xsd
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- DO NOT EDIT THIS FILE. --> <xsd:schema elementFormDefault="qualified" targetNamespace="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/connection/change/tp1" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"> <xsd:element name="tp1Address"> <xsd:complexType> <xsd:sequence> <xsd:element name="host" type="xsd:string"/> <xsd:element name="port" type="xsd:int"/> </xsd:sequence> </xsd:complexType> </xsd:element> </xsd:schema> |
「図2-70 接続先情報ファイルを使用するビジネスプロセスの例(TP1アダプタの場合)」に示すビジネスプロセスで使用する接続先情報の設定例を次に示します。なお,接続先情報は,サービス呼出アクティビティのヘッダ割当変数に設定します。ここで設定した情報が,TP1アダプタで参照できる情報になります。
図2-73 接続先情報の設定例(サービス呼出アクティビティの設定)
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