Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス

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Object Accessアダプタ実行環境プロパティファイル

形式

 
[message.level={0|10|20}]
[trace.level={0|10|20|30}]
[methodtracefile.size=メソッドトレースの出力サイズ]
[methodtracefile.num=メソッドトレースの出力面数]
[datatracefile.size=データトレースの出力サイズ]
[datatracefile.num=データトレースの出力面数]
[exptracefile.size=例外ログの出力サイズ]
[exptracefile.num=例外ログの出力面数]
 

機能

Object Accessアダプタが実行環境で動作する際に出力される,ログやトレースの情報を定義します。

Object Accessアダプタ実行環境プロパティファイルは次の手順で作成してください。

  1. 次のテンプレートファイルを基に,Object Accessアダプタ実行環境プロパティファイルを定義します。
    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-adapter\OA\config\templates\adpoa.properties
  2. 編集後のObject Accessアダプタ実行環境プロパティファイルを次に示すファイル名で保存します。
    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-adapter\OA\config\<サービスID>.properties

Object Access実行環境プロパティファイルは,Object Accessアダプタの開始時に実行環境に反映されます。

Object Access実行環境プロパティファイルの内容を変更する場合は,Object Accessアダプタを停止してから変更してください。変更後は,変更内容を実行環境に反映するためにObject Accessアダプタを再開始してください。

設定できるプロパティ

message.level={0|10|20} 〜<<10>>

メッセージログの出力レベルを指定します。

指定できる出力レベルと,出力レベルに対応する出力情報を次の表に示します。

情報種別 出力レベル
0 10 20
エラー情報
警告情報
インフォメーション

(凡例)
○:すべて出力します。
△:重要なログメッセージだけ出力します。

trace.level={0|10|20|30} 〜<<10>>

メソッドトレースおよびデータトレースの出力レベルを指定します。

指定できる出力レベルと,出力レベルに対応する出力情報を次の表に示します。

情報種別 出力レベル
0 10 20 30
外部から呼び出されるメソッド情報 ×
外部メソッドのうち,引数を持つメソッド,または通信をするメソッドの呼び出し情報 ×
外部メソッドの呼び出し情報,およびほかのコンポーネントから参照するpublicメソッドの開始・終了情報 × ×
ほかのコンポーネントから参照しない内部メソッド(public以外のメソッド)の開始・終了情報 × × ×
メソッド内のエラー

(凡例)
○:出力します。
×:出力しません。

methodtracefile.size=メソッドトレースの出力サイズ 〜<符号なし数字>((4096−2147483647))<<4194304>>

Object Accessアダプタが取得するメソッドトレース情報の出力ファイルサイズをバイト単位で指定します。

methodtracefile.num=メソッドトレースの出力面数 〜<符号なし数字>((1−16))<<4>>

Object Accessアダプタが取得するメソッドトレース情報の出力ファイル面数を指定します。「2」以上を推奨します。

datatracefile.size=データトレースの出力サイズ 〜<符号なし数字>((4096−2147483647))<<1048576>>

Object Accessアダプタが取得するデータトレース情報の出力ファイルサイズをバイト単位で指定します。

datatracefile.num=データトレースの出力面数 〜<符号なし数字>((1−16))<<4>>

Object Accessアダプタが取得するデータトレース情報の出力ファイル面数を指定します。「2」以上を推奨します。

exptracefile.size=例外ログの出力サイズ 〜<符号なし数字>((4096−2147483647))<<4194304>>

Object Accessアダプタが取得する例外情報の出力ファイルサイズをバイト単位で指定します。

exptracefile.num=例外ログの出力面数 〜<符号なし数字>((1−16))<<4>>

Object Accessアダプタが取得する例外情報の出力ファイル面数を指定します。

記述例

指定値を省略する場合はキー名を含めて省略してください。キー名だけを記述し値を省略することはできません。trace.levelを省略する場合の記述例を次に示します。

正しい記述方法

  :
message.level=20
methodtracefile.size=4194304
  :

誤った記述方法(trace.levelの値が指定されていない)

  :
message.level=20
trace.level=
methodtracefile.size=4194304
  :