Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス

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リストコマンドオプション定義ファイル

形式

 
[<オプション文字列1>]
[<オプション文字列2>]
     :
[<オプション文字列n>]
 

機能

FTPクライアントが実行するリストコマンド(LISTコマンドおよびNLSTコマンド)の引数となるオプション文字列を1行ずつ設定します。複数のオプション文字列を設定できますが,1つのコマンドに適用されるオプション文字列は1つだけです。

リストコマンドオプション定義ファイルを定義しない場合と定義した場合の,リストコマンドの実行形式の違いを次に示します。△は1文字の半角スペースを示します。

ファイルの格納先

リストコマンドオプション定義ファイルは,テンプレートファイルがないため,ファイルを新規に作成してください。

リストコマンドオプション定義ファイルの格納先となるパスおよびファイル名は任意です。

ただし,リストコマンドオプション定義ファイルの格納場所は,FTP受付コンフィグファイルのurecp-ftp.list-command-option.filepathプロパティに絶対パスで指定する必要があります。urecp-ftp.list-command-option.filepathプロパティを省略した場合は,次のディレクトリに格納されているリストコマンドオプション定義ファイル(ftp_command_option.txt)が利用されます。次のディレクトリにリストコマンドオプション定義ファイルが格納されていない場合,リストコマンドの引数で指定された情報は,すべてパス情報と解釈されます。

 
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-adapter\FTP\config\common
 

設定できるプロパティ

<オプション文字列> 〜<文字列>

リストコマンドの引数で指定できるオプション文字列を設定します。

使用できる文字は,半角英数字,半角記号(ASCIIコードの「0x21」〜「0x7E」),および半角スペース(ASCIIコードの「0x20」)です。大文字と小文字は区別されます。先頭および末尾に半角スペースおよびタブ文字は指定できません。

使用できる半角記号を次に示します。

記述例

オプションを「-al」と「-la」のどちらでも指定できるようにしたい場合は,次のように両方の形式のオプション文字列を指定します。

 
-al
-la
 

オプションを「-l」と「-L」のどちらでも指定できるようにしたい場合は,次のように両方の形式のオプション文字列を指定します。

 
-l
-L
 

注意事項