Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス

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HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル

形式

J2SEのプロパティファイル形式です。

 
csc.all.<コマンド引数名>=値
csc.<コマンド識別子>.<コマンド引数名>=値
 

機能

各コマンドのオプションのデフォルト値を設定します。設定ファイルの変更後,次回コマンドの発行時に更新情報が反映されます。この定義ファイルおよびコマンドの両方でオプションの値を指定した場合,コマンドの指定が有効になります。

この定義ファイルには,ユーザIDやパスワードなどの情報が含まれるため,適切にファイルパーミッションを設定してください。

ファイルの格納先

 
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\csccmd.properties
 

設定できるパラメタ

csc.all.<コマンド引数名>=値

すべてのコマンドに共通する引数のデフォルト値を指定します。コマンド引数名はハイフン(-)を除いた値を指定してください。値がない場合は値の指定は不要です。

(指定例1)
すべてのコマンドの-userオプションに,指定値「admin」を仮定する場合
csc.all.user=admin
 

(指定例2)
すべてのコマンドに,-allオプションが指定されていると仮定する場合
csc.all.all=
 

csc.<コマンド識別子>.<コマンド引数名>=値

コマンド識別子に対応したコマンドのデフォルト引数を定義します。コマンド識別子はコマンド名から"csc"を除いた値を指定してください。コマンド引数名はハイフン(-)を除いた値を指定してください。値がない場合は値の指定は不要です。

(指定例1)
cscpiselectコマンドの-cscオプションに,指定値「HCSC」を仮定する場合
csc.piselect.csc=HCSC
 

(指定例2)
cscsvstartコマンドに,-systemオプションが指定されていると仮定する場合
csc.svstart.system=
 

注意事項

次の例に示すように,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルの指定内容と,コマンド引数の指定に矛盾がある場合,コマンド引数が不正になります。

HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルの内容

 
csc.all.user=AAA
csc.all.pass=BBB
csc.repctl.autoexport=
 

コマンド入力例

 
> cscrepctl -import repository.zip
 

この例では,cscrepctlコマンドで,-importオプションと-autoexportオプションの両方が指定されています。そのため,コマンド引数の不正でエラーとなります。