Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

cscresinfoリソース稼働情報の表示

形式

 
cscresinfo [-h]
          -user <ログインユーザID>
          -pass <ログインパスワード>
          -csc <HCSCサーバ名>
 

機能

HCSCサーバのリソースの稼働情報を表示します。開始しているリソースアダプタ,標準受付,およびHCSCコンポーネントの稼働情報だけが表示されます。HCSCサーバが起動していない場合,稼働情報は表示されません。

ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。

このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.3.16 HCSCサーバのリソース稼働情報を確認する」を参照してください。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))

稼働情報を表示したいHCSCサーバ名を指定します。

出力形式

(1)HCSCサーバが起動状態の場合で,標準受付およびHCSCコンポーネントが開始状態のとき

 
Information Get Time : 稼働情報収集時刻
[HCSC-Server]
<クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:active
 JavaVM Heap Size(MB)           Java VMヒープサイズ最大値 / Java VMヒープサイズ上限値
 
[DBConnector]
 リソースアダプタ名  DBコネクション数最大値 / DBコネクション数上限値
 
[StandardReception]
受付種別
 queue       キュー滞留数最大値 / キュー滞留数上限値
 instance    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 
[UserDefinedReception]
ユーザ定義受付の受付ID
 queue       キュー滞留数最大値 / キュー滞留数上限値
 instance    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 
[BusinessProcess]
ビジネスプロセスのサービスID    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 
[ServiceAdapter]
サービスアダプタのサービスID    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 

(2)HCSCサーバが起動状態の場合で,標準受付およびHCSCコンポーネントがすべて開始状態以外のとき

 
Information Get Time : 稼働情報収集時刻
[HCSC-Server]
<クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:active
 JavaVM Heap Size(MB)            Java VMヒープサイズ最大値 / Java VMヒープサイズ上限値
 
[DBConnector]
 リソースアダプタ名  DBコネクション数最大値 / DBコネクション数上限値
 
[StandardReception]
 
[UserDefinedReception]
 
[BusinessProcess]
 
[ServiceAdapter]
 

注※
見出しだけが表示されます。

(3)HCSCサーバが起動状態以外の場合

 
[HCSC-Server]
<クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:HCSCサーバ稼働状態
 

注※
active以外が表示されます。

説明

表示項目 説明
稼働情報収集時刻 稼働情報を収集した時刻を示します。java.text.SimpleDateFormatで定義されているフォーマットに,YYYY/MM/DD hh:mm:ssの形式で出力されます。
  • YYYY:西暦年
  • MM:月
  • DD:日
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
クラスタ名 クラスタ名を示します。
HCSCサーバ名 HCSCサーバ名を示します。
Java VMヒープサイズ最大値※1 Java VMヒープサイズの最大値(単位:MB)を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※2の場合,「-」が表示されます。
Java VMヒープサイズ上限値 Java VMヒープサイズの上限値(単位:MB)を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※2の場合,「-」が表示されます。
リソースアダプタ名 リソースアダプタ名を示します。
DBコネクション数最大値※1 DBコネクションの最大値を示します。また,次の場合はDBコネクション数上限値と合わせて「NA/NA」(無効値)が表示されます。
  • 該当のリソースアダプタが,ルートリソースアダプタ,またはReliable Messaging連携用DBコネクタ
  • コネクションプールの上限値が0に設定されている場合
DBコネクション数上限値 DBコネクションの上限値を示します。DBコネクション数上限値だけ「NA」と表示される場合は,無制限を示します。DBコネクション数最大値と合わせて「NA/NA」と表示される場合については,「DBコネクション数最大値」の説明を参照してください。
受付種別 標準受付の受付種別を示します。次のどちらかが表示されます。
  • WebService(SOAP1.1)
  • WebService(SOAP1.2)
キュー滞留数最大値※1 キュー滞留数の最大値を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,稼働情報が未取得※3の場合,またはユーザ定義受付(SOAP以外)の場合,「-」が表示されます。
キュー滞留数上限値 キュー滞留数の上限値を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,稼働情報が未取得※3の場合,またはユーザ定義受付(SOAP以外)の場合,「-」が表示されます。
実行数の最大値※1 実行数の最大値を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※3の場合,標準出力に「-」が出力されます。
実行数の上限値 実行数の上限値を示します。「NA」または「0」と表示される場合は,無制限を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※3の場合,「-」が表示されます。
ユーザ定義受付の受付ID ユーザ定義受付の受付IDを示します。
ビジネスプロセスのサービスID ビジネスプロセスのサービスIDを示します。
サービスアダプタのサービスID サービスアダプタのサービスIDを示します。
HCSCサーバ稼働状態 HCSCサーバの稼働状態を示します。次のどれかが表示されます。
  • active:起動状態
  • inactive:停止状態
  • startfailed:起動失敗
  • stopfailed:停止失敗
  • starting:起動中
  • stopping:停止中
  • unknown:取得失敗

注※1
最大値は,収集した60秒間のデータのうち最大となった値を示します。

注※2
HCSCサーバが起動してから稼働情報が収集されるまで(デフォルトでは60秒間)に,コマンドを実行した場合に未取得になります。

注※3
対象となる受付,またはHCSCコンポーネントが開始してから稼働情報が収集されるまで(デフォルトでは60秒間)に,コマンドを実行した場合に未取得になります。

戻り値

戻り値 意味
0 正常終了しました。
1 コマンドが異常終了しました。
9 実行権限のチェックエラーが発生しました。