Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス

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データ変換用システムプロパティファイル

形式

 
[csc.dt.codetablepath=コード変換テーブルの格納パス]
[csc.dt.ownCodeConverter.className=文字コード変換UOCのクラス名]
[csc.dt.customFuncDir=カスタムファンクションで使用するjarファイルの格納パス]
[csc.dt.valueTable.変換テーブルID=値置換えファンクションで使用する変換テーブルのファイルパス]
[csc.dt.valueTableSize=値置換えファンクションで使用する変換テーブルの合計ファイルサイズ]
[csc.dt.encodeType.変換テーブルID={MS932|UTF8|UTF16_BIG|UTF16_LITTLE}]
[csc.dt.undefined.replace.データ変換種別=置換文字コード]
[csc.dt.sizeNode.includeSelfSize={true|false}]
 

機能

Service Platformのデータ変換のシステムプロパティを設定します。設定したファイルは,cscbinaryparseコマンドやcsctransformコマンドの実行時に指定します。

ファイルの格納先

テンプレートファイルの格納場所を次に示します。任意のディレクトリにコピーし,ファイルを編集して任意のファイル名で保存してください。

テンプレートファイルの場所:
 
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSCTE\template\csctransform_sys.properties
 

設定できるプロパティ

csc.dt.codetablepath=コード変換テーブルの格納パス

文字コード変換UOCでコード変換のAPIを使用する場合に,Code Converterのコード変換テーブルの格納パスを次の形式で指定します。

 
<コード変換テーブル格納パスディレクトリ>/table
 

設定方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「2.7.2 文字コード変換UOCによる拡張」を参照してください。

csc.dt.ownCodeConverter.className=文字コード変換UOCのクラス名

開発環境で作成した文字コード変換UOCを実行環境で使用する場合に,文字コード変換UOCのクラス名を完全修飾名で登録します。設定方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「付録H.2 文字コード変換UOCを使用するための設定」を参照してください。

なお,このプロパティはcscbinaryparseコマンド,csctransformコマンド,およびそれらのコマンドプロパティファイルでも指定できます。重複して指定されている場合は,データ変換用システムプロパティファイルの指定が優先されます。

プロパティファイル名/コマンド名 該当するプロパティ名/引数名
データ変換用システムプロパティファイル csc.dt.ownCodeConverter.className

  • バイナリパースコマンドプロパティファイル(cscbinaryparseコマンドのコマンドプロパティファイル)
  • データ変換コマンドプロパティファイル(csctransformコマンドのコマンドプロパティファイル)
csctransform.uoc.class

  • cscbinaryparseコマンド
  • csctransformコマンド
-uocclass

csc.dt.customFuncDir=カスタムファンクションで使用するjarファイルの格納パス

カスタムファンクションで使用するjarファイルの格納先を変更する場合,パスを指定します。

注意
jarファイルの格納先としてサービスプラットフォームのインストールディレクトリ配下を指定すると,アンインストール時にjarファイルが削除されるおそれがあります。そのため,インストールディレクトリ配下以外の場所を設定してください。

csc.dt.valueTable.変換テーブルID=値置換えファンクションで使用する変換テーブルのファイルパス

開発環境で作成したデータ変換定義に値置換えファンクションが含まれる場合,値置換えファンクションで利用する変換テーブルのファイルパスを指定します。

変換テーブルID
変換テーブルの変換テーブルIDを指定します。

変換テーブルのファイルパス
変換テーブルのファイルパスを絶対パスで指定します。

csc.dt.valueTableSize=値置換えファンクションで使用する変換テーブルの合計ファイルサイズ 〜<数字>((1−2097151))<<10>>

開発環境で作成したデータ変換定義に値置換えファンクションが含まれる場合,値置換えファンクションで利用する変換テーブルの合計ファイルサイズ(単位:キロバイト)の上限値を正の整数で指定します。

指定を省略した場合は10が仮定されます。上限値を超えるサイズの変換テーブルを読み込むと,KDEC40730-EをJ2EEサーバのログファイルに出力し,HCSCサーバの起動を中断します。

csc.dt.encodeType.変換テーブルID={MS932|UTF8|UTF16_BIG|UTF16_LITTLE}

開発環境で作成したデータ変換定義に値置換えファンクションが含まれる場合,値置換えファンクションで利用する文字コードを指定します。

csc.dt.undefined.replace.データ変換種別=置換文字コード

バイナリデータとUnicode文字列とを変換する場合,未定義の文字コードはデフォルトでは空白文字へ置換されますが,このプロパティに設定した任意の文字へ置換することもできます。

なお,任意の文字へ置換するには,次のどちらかにREPLACEを指定する必要があります。

プロパティは変換する文字コードと置換種別によって,次のように異なります。置換する文字は16進数で指定してください。

csc.dt.sizeNode.includeSelfSize={true|false}

サイズノードの拡張機能を使用するかどうかを指定します。