Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
07-50より前のバージョンから移行する場合,サービスプラットフォームを移行したあとの,実行環境に必要なソフトウェアの設定としてReliable Messagingをセットアップする方法について説明します。
バージョン07-50以降,Reliable Messagingをセットアップするときにキュー定義ファイルの作成は不要になりました。そのため,移行後にReliable Messagingをセットアップするときも,キュー定義ファイルを作成する必要はありません。ただし,07-50より前のバージョンから移行する場合は,移行前のバージョンと同じようにキュー定義ファイルを作成してReliable Messagingをセットアップすることもできます。
Reliable Messagingをセットアップする方法の詳細については,マニュアル「Reliable Messaging」の「3. システム構築」を参照してください。セットアップ作業のうち,キュー定義ファイルの作成とプロパティのカスタマイズについては,次に示す方法で実施します。
キュー定義ファイルは,次に示すディレクトリに格納されているキュー定義ファイルのサンプルを利用して(クラスタ名を書き加えて)作成します。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\samples\qconf.txt
キュー定義ファイルのサンプルを次に示します。
########################################################### # Cosminexus Reliable Messaging JMS Queue Configuration # All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, Hitachi, Ltd. ########################################################### QueueImplClass=jp.co.Hitachi.soft.reliablemessaging.ra.jms.QueueImpl Queue.1.DisplayName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_RCVQ Queue.1.QueueName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_RCVQ Queue.2.DisplayName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_DBQ Queue.2.QueueName= CSC<HCSCServer_Name>ACPT_DBQ |
上記のキュー定義ファイルを任意の場所にコピーし,ファイルをテキストエディタで開いて,ファイル中の<HCSCServer_Name>の部分を次のように置き換えてファイルを保存します。
「3.1.2(9) Reliable Messagingのセットアップ」に記載されているプロパティに加えて,次のプロパティを設定します。
プロパティ名 | 設定内容 | 設定値 |
---|---|---|
QueueConfigFileName | キュー定義ファイルの場所 | 作成したキュー定義ファイルのファイルパスを指定します。 |
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