Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
次に示す場合に,SQLスクリプトファイルを使用して,メッセージング基盤やビジネスプロセス基盤で使用するテーブルをカスタマイズします。
- RDエリア,または表領域(テーブルスペース)をより細かく設定する場合
HCSCサーバセットアップ定義ファイルでは定型的な格納領域しか設定できないため,より詳細な格納領域を設定するにはSQLスクリプトファイルを使用する必要があります。
次に具体例を示します。
- ロケーションディレクトリ情報テーブルやデータ変換ディレクトリ情報テーブルは複数のテーブルの総称ですが,location-tbl-areaプロパティまたはcv-tbl-areaプロパティを使用しても,複数のテーブルに対して1つのRDエリア,または表領域(テーブルスペース)しか設定できません。
- PRIMARY KEYまたはCLUSTER KEYに対して,RDエリアまたは表領域(テーブルスペース)は設定できません。
- 1つのテーブルに対して,1つのRDエリアまたは表領域(テーブルスペース)しか設定できません(分割定義ができない)。
- 検索時の性能を向上させる場合
この場合は,運用に応じて,よく使う機能についてインデクスが指定されていない列にインデクスを設定します。例えば,実行履歴情報の表示の際にキーとなる情報にインデクスを設定するなどができます。
- <この節の構成>
- 付録D.1 SQLスクリプトファイルの種類と格納先
- 付録D.2 SQLスクリプトファイルの設定方法
- 付録D.3 SQLスクリプトファイル設定時の注意事項
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