Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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7.9.1 HCSCサーバのシステム運用ができなくなった場合の回復方法

HCSCサーバで障害が発生し,システムの運用ができない場合は,次のように対処してください。

<この項の構成>
(1) 復旧に必要な情報
(2) 復旧手順

(1) 復旧に必要な情報

HCSCサーバの復旧に必要な情報を次に示します。

(2) 復旧手順

  1. cscrepctlコマンドを実行して,リポジトリをエクスポートし,現在のリポジトリ情報をバックアップします。
     
    cscrepctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -export <ファイル名>
     
  2. cscsvunsetupコマンドを実行して,障害が発生したHCSCサーバをアンセットアップします。
     
    cscsvunsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <アンセットアップするHCSCサーバ名>
     
    cscsvunsetupコマンドを実行してエラーが発生する場合は,手順3.を実施してください。エラーが発生しない場合は,手順4.を実施してください。
  3. 障害の内容に応じてコマンドを実行します。
    • HCSCサーバのあるマシンとの間で通信障害が発生する場合
      cscsvunsetupコマンドを実行して,障害が発生したHCSCサーバをアンセットアップします。
       
      cscsvunsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <アンセットアップするHCSCサーバ名> -ignore
       
    • リポジトリまたはシステム構成定義でバージョン不一致が発生する場合
      リポジトリルート配下を手動で削除してください。
  4. 不要なリソースが残っているかどうかを確認し,不要なリソースが残っている場合は手動で削除します。
    不要なリソースの確認については,「7.5.3 HCSCサーバのセットアップおよびアンセットアップ時の回復方法」を参照してください。
  5. cscsvsetupコマンドを実行して,HCSCサーバをセットアップします。
    cscsvsetupコマンドの-propfileオプションには,障害が発生したHCSCサーバで設定したHCSCサーバ構成定義ファイルを指定してください。
     
    cscsvsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -cluster <クラスタ名> -propfile <HCSCサーバ構成定義ファイル名>
     
  6. cscrepctlコマンドを実行して,手順1でバックアップしたリポジトリ情報をインポートします。
     
    cscrepctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -import <ファイル名>
     
  7. 必要に応じてcsccompodeployコマンドを実行して,ビジネスプロセスやサービスアダプタを配備します。
    • ビジネスプロセスを配備する場合
       
      csccompodeploy -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <ビジネスプロセスのサービスID>
       
    • サービスアダプタを配備する場合
       
      csccompodeploy -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスアダプタのサービスID>