Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
サービスアダプタを開始する方法を次に示します。
運用環境の画面を利用してサービスアダプタを開始する手順を次に示します。
- ツリービュー上で,開始するサービスアダプタをダブルクリックします。
ダブルクリックしたサービスアダプタの情報がエディタエリアの稼働運用ページに表示されます。
サービスアダプタの稼働運用ページの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「4.4 稼働運用ページ」を参照してください。
- 稼働運用ページに表示された内容を確認し,[開始]ボタンをクリックします。
サービスアダプタの開始を確認するダイアログが表示されます。
- ダイアログに表示された内容を確認し,[OK]ボタンをクリックします。
サービスアダプタの開始処理が開始されます。開始処理中のログはコンソールビューに出力されます。
[キャンセル]ボタンをクリックした場合は,開始処理を実行しないで稼働運用ページに戻ります。
サービスアダプタの開始処理が完了すると,実行結果を示すダイアログが表示されます。
- 実行結果を示すダイアログを確認します。
- 開始処理が成功した場合
- [OK]ボタンをクリックして,稼働運用ページに戻ります。
- 稼働運用ページでは,サービスアダプタの状態が「開始状態」になります。また,[開始]ボタンが非活性化し,[停止]ボタンが活性化します。
- 開始処理が失敗した場合
- ダイアログにエラーの内容が表示されます。詳細情報に表示されるメッセージIDを参照して対処してください。
(b) コマンドの場合
サービスアダプタを開始するには,運用環境でcsccompostartコマンドまたはcscutilコマンドを実行します。
csccompostartコマンドおよびcscutilコマンドは,次の場合に使用します。
- csccompostartコマンド
該当するリポジトリが存在する運用環境で,サービスアダプタを開始する場合。
- cscutilコマンド
該当するリポジトリがなく,cscutilコマンドが使用できる環境(例えば,JP1で直接運用している実行環境)でサービスアダプタを開始する場合。
それぞれのコマンドの実行方法を次に説明します。
- ●csccompostartコマンドの場合
- 運用環境でcsccompostartコマンドを実行します。
- csccompostartコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostart(HCSCコンポーネントの開始)」を参照してください。
- csccompostartコマンドの実行形式を次に示します。
- クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているサービスアダプタを一括して開始する場合(クラスタ単位)
- クラスタ名と-allオプションを指定して実行します。
- -clusterオプションで指定したクラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているサービスアダプタが一括して開始されます(開始されていないビジネスプロセスおよびユーザ定義受付も同時にすべて開始されます)。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all
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- ビジネスプロセスおよびユーザ定義受付を開始しないでサービスアダプタだけを開始する場合は,サービスアダプタのサービスIDを指定します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <サービスアダプタのサービスID>
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- HCSCサーバに配備されているサービスアダプタを一括して開始する場合(HCSCサーバ単位)
- HCSCサーバ名と-allオプションを指定して実行します。
- -cscオプションで指定したHCSCサーバに配備されているサービスアダプタが開始されます(開始されていないビジネスプロセスおよびユーザ定義受付も同時にすべて開始されます)。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all
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- ビジネスプロセスおよびユーザ定義受付を開始しないでサービスアダプタだけを開始する場合は,サービスアダプタのサービスIDを指定します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスアダプタのサービスID>
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- ●cscutilコマンドの場合
- 運用環境でcscutilコマンドを実行します。-targetオプションにcompoを,また-operationオプションにstartを指定します。
- cscutilコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscutil(各種操作)」を参照してください。
- cscutilコマンドの実行形式は,プロパティ定義ファイルを使用するかどうかによって異なります。
- プロパティ定義ファイルを使用しない場合
- -propsオプションにサービスアダプタのサービスID,HCSCサーバ名,J2EEサーバ名および種別を指定します。
cscutil -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -mng <Manager名> -target compo -operation start -props "AdapterName=<サービスアダプタのサービスID>, CSCSrvName=<HCSCサーバ名>, J2EESrvName=<J2EEサーバ名>, ServiceKind=serviceAdapter"
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- cscutilコマンドに指定するManager名,サービスアダプタのサービスID,HCSCサーバ名およびJ2EEサーバ名は,cscreplsコマンドで確認できます。cscreplsコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscrepls(リポジトリ情報の表示)」を参照してください。
- プロパティ定義ファイルを使用する場合
- -propfileオプションにプロパティ定義ファイル名を指定します。プロパティ定義ファイルは,J2SEのプロパティファイル形式であらかじめ作成しておく必要があります。
cscutil -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -mng <Manager名> -target compo -operation start -propfile <プロパティ定義ファイル名>
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