Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップする場合,テンプレートファイルを利用して定義ファイルを作成します。また,セットアップした情報を変更する場合,作成した定義ファイルを変更します。なお,テンプレートファイルは次のディレクトリに格納されています。

 
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\hsetup\esb
 

HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイルとテンプレートファイルの提供有無を次の表に示します。なお,この項では,定義ファイルを作成・変更するときに編集する項目,およびHCSC本番環境簡易セットアップでデフォルト値と異なる値が設定される項目について説明します。ここで説明する以外の項目および定義ファイルの詳細については,表の「参照先マニュアル」および「参照個所」に示すマニュアル記載個所を参照してください。

表3-32 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイルとテンプレートファイルの提供有無

項番 定義ファイル名 セットアップ時の作成可否 変更可否 テンプレートファイルの有無 参照先マニュアル 参照個所
1 Manager設定ファイル(manager.cfg) あり アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義) 10.10
2 運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties) あり 10.2
3 Management Server環境設定ファイル(mserver.properties) あり 10.7
4 クライアント共通設定プロパティファイル(cmxclient.properties) あり 4.4
5 クライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties) あり 10.17
6 snapshotログ一次送付対象定義ファイル(snapshotlog.conf) なし 12.2
7 snapshotログ二次送付対象定義ファイル(snapshotlog.2.conf) なし 12.2
8 サーバ定義ファイル(SOAP通信基盤)(c4websv.cfg) あり アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引 10.2
9 共通定義ファイル(SOAP通信基盤)(c4webcom.cfg) あり 10.4
10 HCSC-Manager定義ファイル(cscmng.properties) あり サービスプラットフォーム リファレンス HCSC-Manager定義ファイル
11 HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル(csccmd.properties) あり HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル
12 HCSCサーバ構成定義ファイル(cscsvsetup.xml) あり HCSCサーバ構成定義ファイル
13 HCSCサーバセットアップ定義ファイル(cscsvsetup.properties) あり HCSCサーバセットアップ定義ファイル
14 HCSCサーバランタイム定義ファイル(cscsvconfig.properties) あり HCSCサーバランタイム定義ファイル
15 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties) あり ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル
16 サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties) あり サービス情報変更定義ファイル
17 簡易構築定義ファイル(SOA.xml) あり アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義) 4.6
18 HTTP Server定義ファイル(httpsd.conf) × なし HTTP Server 特定個所に該当しません。
19 cscsetupコマンド定義ファイル(cscsetup.properties) あり サービスプラットフォーム リファレンス cscsetupコマンド定義ファイル

(凡例)
◎:必ず作成します。
○:必要に応じて作成および変更します。
△:作成する必要はありません。作成しても無視されます。
×:存在するとエラーになります。削除してください。
−:変更しないでください。
あり:テンプレートファイルを提供しています。
なし:テンプレートファイルを提供していません。

注※
変更する定義ファイルと変更する情報の対応を次に示します。

変更する情報 変更する定義ファイル
サービス情報 サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties)
ユーザ定義受付の定義情報 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)
サーバの定義情報 簡易構築定義ファイル(SOA.xml)
注意
ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)を除いて,定義ファイルのファイル名は変更しないでください。
<この項の構成>
(1) 定義ファイルの説明形式
(2) Manager設定ファイル
(3) 運用管理エージェントプロパティファイル
(4) Management Server環境設定ファイル
(5) クライアント共通設定プロパティファイル
(6) クライアント側共通定義ファイル
(7) snapshotログ一次送付対象定義ファイル
(8) snapshotログ二次送付対象定義ファイル
(9) サーバ定義ファイル(SOAP通信基盤)
(10) 共通定義ファイル(SOAP通信基盤)
(11) HCSC-Manager定義ファイル
(12) HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル
(13) HCSCサーバ構成定義ファイル
(14) HCSCサーバセットアップ定義ファイル
(15) HCSCサーバランタイム定義ファイル
(16) ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル
(17) サービス情報変更定義ファイル
(18) 簡易構築定義ファイル
(19) HTTP Server定義ファイル
(20) cscsetupコマンド定義ファイル

(1) 定義ファイルの説明形式

この項での定義ファイルの説明形式を次に示します。

ファイル名
定義ファイルの名称を示します。

説明
定義ファイルの説明を示します。

ファイルの格納先
定義ファイルの格納先を示します。

編集する項目
定義ファイルを作成・変更するときに編集する項目を示します。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
HCSC本番環境簡易セットアップを利用してセットアップした場合に,デフォルト値と異なる値が設定される項目を示します。

注※
これらの項目の表の内容を次に示します。
カテゴリ
定義ファイルの項目をカテゴリ分けしています。
項目名
定義ファイルを作成・変更するときに編集する項目,およびHCSC本番環境簡易セットアップでデフォルト値と異なる値が設定される項目の名称を示します。
<param-name>に指定する(または,指定されている)パラメタ
<param-name>タグに指定するパラメタ,または指定されているパラメタを示します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)にだけ該当します。
デフォルト値
定義ファイルのデフォルト値を示します。項目の値を省略した場合は,デフォルト値が仮定されます。
HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値
HCSC本番環境簡易セットアップを利用してセットアップした場合に,定義ファイルに設定される値を示します。
説明
項目の説明を示します。
<param-value>に指定する内容
<param-value>タグに指定する内容を示します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)にだけ該当します。

(2) Manager設定ファイル

ファイル名
manager.cfg

説明
Management Server,運用管理エージェント,それぞれで動作するコンポーネントやコマンドに共通な設定をします。

編集する項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
com.cosminexus.manager.log.dir <Managerのインストールディレクトリ>\log Managerのログ出力ディレクトリを指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
com.cosminexus.manager.log.compatible true false Managerのログの上位互換性を指定します。

(3) 運用管理エージェントプロパティファイル

ファイル名
adminagent.properties

説明
運用管理エージェント本体に関する設定をします。

編集する項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
adminagent.adapter.port 20295 20295 運用管理エージェントが使用するポート番号を指定します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)の<host>下の<agent-port>の値と合わせる必要があります。
adminagent.snapshotlog.log_dir <manager.cfgのcom.cosminexus.manager.log.dirで指定したディレクトリ>\snapshot snapshotログの出力先ディレクトリを文字列で指定します。
adminagent.j2ee.watch.interval 10 10 J2EEサーバの動作確認間隔を秒単位で指定します。
adminagent.hws.watch.interval 10 10 HTTP Serverの動作確認間隔を秒単位で指定します。
adminagent.j2ee.watch.retry_count 1 1 J2EEサーバの動作確認で,動作確認処理に失敗した場合にリトライする回数を指定します。
adminagent.hws.watch.retry_count 1 1 HTTP Serverサーバの動作確認で,動作確認処理に失敗した場合にリトライする回数を指定します。
adminagent.j2ee.watch.start_time 45 45 J2EEサーバの起動で,起動コマンドを実行してから動作確認を開始するまでの時間を秒単位で指定します。
adminagent.hws.watch.start_time 0 0 HTTP Serverの起動で,起動コマンドを実行してから動作確認を開始するまでの時間を秒単位で指定します。
adminagent.j2ee.watch.timeout 60 60 J2EEサーバの動作確認で,タイムアウトするまでの時間を秒単位で指定します。
adminagent.hws.watch.timeout 60 60 HTTP Serverの動作確認で,タイムアウトするまでの時間を秒単位で指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
adminagent.adapter.allowedHosts localhost サーバへのアクセスを許可するホスト名またはIPアドレスを指定します。
adminagent.adapter.bind_host localhost 運用管理エージェントとの通信で使用するホスト名またはIPアドレスを指定します。
adminagent.hws.watch.method HEAD OPTIONS adminagent.hws.watch.levelで2を指定したときのHTTP Serverの動作確認用HTTPメソッドを指定します。
adminagent.snapshotlog.num_snapshots 10 4 一次資料として収集する,論理サーバごとのsnapshotログファイル数を指定します。
adminagent.snapshotlog.listfile.2.num_snapshots 10 4 二次資料として収集する,論理サーバごとのsnapshotログファイル数を指定します。
adminagent.j2ee.process.console_log.enabled false true J2EEサーバのコンソール出力情報をコンソールログに出力するかどうかを指定します。

(凡例)
−:ありません。

(4) Management Server環境設定ファイル

ファイル名
mserver.properties

説明
Management Serverが使用するポート番号の設定や,障害検知時コマンドの動作を設定します。

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
Management Serverが使用するポート番号の設定 webserver.connector.ajp13.port 28009 Management Server内部通信用ポート番号を指定します。
webserver.connector.http.port 28080 Management Server接続HTTPポート番号を指定します。クライアント共通設定プロパティファイル(cmxclient.properties)のcmx.connect.hostの値と,クライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)のmngsvrutil.connect.hostの値と合わせる必要があります。
webserver.shutdown.port 28005 Management Server終了要求受信ポート番号を指定します。
ejbserver.naming.port 28900 28900 Management Serverが内部の管理用に使用するポート番号を指定します。
webserver.connector.http.permitted.hosts 未定義の場合:*
未設定の場合:localhost
* Management Serverへのアクセスを許可するホストおよび運用管理エージェント稼働ホストのIPアドレスまたはホスト名を指定します。
障害検知時コマンドの動作の設定 com.cosminexus.mngsvr.management.port 28099 28099 Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号を指定します。
com.cosminexus.mngsvr.management.listen.port 0 0 Management Serverリモート管理機能への外部接続時に作成する,クライアント接続用のポート番号を指定します。
HCSCの動作モードの設定 ejbserver.server.edition.settingforce Smart Management ServerをHCSC-Managerから利用するか否かを指定します。
  • Smart
    Management ServerをHCSC-Managerから利用しない。
  • <指定なし>
    Management ServerをHCSC-Managerから利用する。
Smartが設定されるとejbserver.naming.portの設定は無視されます。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
障害検知時コマンドの動作の設定 com.cosminexus.mngsvr.management.enabled false true Management Serverリモート管理機能を有効にするかどうかを指定します。
com.cosminexus.mngsvr.management.connector.enabled false true Management Serverリモート管理機能への外部接続を有効にするかどうかを指定します。
com.cosminexus.mngsvr.management.host localhost Management Serverリモート管理機能への外部接続のホスト固定を行う場合に,ホスト名,またはIPアドレスを指定します。
java.rmi.server.hostname localhost Management Serverリモート管理機能への外部接続のホスト固定を行う場合に,ホスト名,またはIPアドレスを指定します。

(凡例)
−:ありません。

(5) クライアント共通設定プロパティファイル

ファイル名
cmxclient.properties

説明
Smart Composer機能で提供するコマンドの共通引数のデフォルト値を設定します。すべてのクライアントで共通のデフォルト値を設定する場合に使用します。

編集する項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
cmx.apply_user SYSTEM,Administrator このファイルを適用するクライアントのOSのユーザIDを指定します。
cmx.connect.host localhost:28080 共通引数の-mオプション省略時に仮定するホスト名,およびポート番号を指定します。Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)のwebserver.connector.http.portの値と,クライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)のmngsvrutil.connect.hostの値と合わせる必要があります。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
cmx.connect.userid admin 共通引数の-uオプション省略時に仮定するユーザIDを指定します。
cmx.connect.passwd admin 共通引数の-pオプション省略時に仮定するパスワードを指定します。
cmx.verbose false true 共通引数の-verboseオプションをデフォルトにする場合はtrueを,-noverboseオプションをデフォルトにする場合はfalseを指定します。
cmx.websystem.name SOA 次に示すコマンドの-sオプション省略時に,Webシステム名を設定します。
  • cmx_build_system
  • cmx_define_application
  • cmx_define_resource
  • cmx_delete_serverref
  • cmx_delete_system
  • cmx_deploy_application
  • cmx_deploy_resource
  • cmx_list_model
  • cmx_list_status
  • cmx_resume_lb
  • cmx_start_application
  • cmx_s

(凡例)
−:ありません。

(6) クライアント側共通定義ファイル

ファイル名
mngsvrutilcl.properties

説明
mngsvrutilコマンドのオプションのデフォルト値を共通定義として設定します。

編集する項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
mngsvrutil.apply_user SYSTEM,Administrator mngsvrutilコマンドまたはアダプタコマンドを実行する時のOSユーザで,クライアント側共通定義ファイルを適用するユーザを指定します。
mngsvrutil.connect.host localhost:28080 mngsvrutilコマンドの-mオプションに指定するManagement Serverのホスト名,およびポート番号を指定します。Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)のwebserver.connector.http.portの値と,クライアント共通設定プロパティファイル(cmxclient.properties)のcmx.connect.hostの値と合わせる必要があります。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
mngsvrutil.connect.password admin mngsvrutilコマンドの-pオプションに指定するパスワードを指定します。
mngsvrutil.connect.userid admin mngsvrutilコマンドの-uオプションに指定するユーザIDを指定します。
mngsvrutil.target_name J2EEServer mngsvrutilコマンドの-tオプションに指定する論理サーバ名またはホスト名を指定します。

(凡例)
−:ありません。

(7) snapshotログ一次送付対象定義ファイル

ファイル名
snapshotlog.conf

説明
snapshotログとして収集する一次送付資料の対象ファイルを定義します。このファイルはテンプレートファイルを提供していません。

ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\config

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
収集対象ディレクトリ %val% HCSC-Managerのログファイルの出力先を指定します。
cscmng.propertiesのcscmng.log.dirをカスタマイズした場合,次の2つの値を追加してください。カスタマイズしていない場合,ログファイルの出力先がすでに指定されているため,追加する必要はありません。
  • cscmng.log.dirの定義値に「/.+」を追加した値
  • cscmng.log.dirの定義値に「/mmap/.+」を追加した値

(設定例)
cscmng.log.dirがD:/Home/log/Manager/HCSCManagerの場合
  • D:/Home/log/Manager/HCSCManager/.+
  • D:/Home/log/Manager/HCSCManager/mmap/.+

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(8) snapshotログ二次送付対象定義ファイル

ファイル名
snapshotlog.2.conf

説明
snapshotログとして収集する二次送付資料の対象ファイルを定義します。このファイルはテンプレートファイルを提供していません。

ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\config

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
収集対象ディレクトリ %val% HCSC-Managerのバックアップファイルの出力先を指定します。
cscmng.propertiesのcscmng.backup.dirをカスタマイズした場合,次の値を追加してください。カスタマイズしていない場合,バックアップファイルの出力先がすでに指定されているため,追加する必要はありません。
  • cscmng.backup.dirの定義値に「/.+」を追加した値

(設定例)
cscmng.backup.dirがD:/Home/log/Manager/HCSCManager/backupの場合
  • D:/Home/log/Manager/HCSCManager/backup/.+
%val% リポジトリの配置場所を指定します。
cscmng.propertiesのcscmng.repository.dirをカスタマイズした場合,次の3つの値を追加してください。カスタマイズしていない場合,リポジトリの配置場所がすでに指定されているため,追加する必要はありません。
  • cscmng.repository.dirの定義値に「/.+」を追加した値
  • cscmng.repository.dirの定義値に「/.+/.+」を追加した値
  • cscmng.repository.dirの定義値に「/.+/.+/.+」を追加した値

(設定例)
cscmng.repository.dirがD:/Home/work/Manager/HCSCManager/repositoryの場合
  • D:/Home/work/Manager/HCSCManager/repository/.+
  • D:/Home/work/Manager/HCSCManager/repository/.+/.+
  • D:/Home/work/Manager/HCSCManager/repository/.+/.+/.+

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(9) サーバ定義ファイル(SOAP通信基盤)

ファイル名
c4websv.cfg

説明
SOAP通信基盤のサーバ側の動作に必要となる情報を設定します。

編集する項目
なし

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(10) 共通定義ファイル(SOAP通信基盤)

ファイル名
c4webcom.cfg

説明
SOAP通信基盤のサーバおよびクライアント共通の動作に必要となる情報を設定します。

編集する項目
なし

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
ログ設定 c4web.logger.aplog_error_record NONE ALL 異常発生時のアプリケーションログ出力の指定をします。

(11) HCSC-Manager定義ファイル

ファイル名
cscmng.properties

説明
HCSC-Managerの動作に必要となる情報を設定します。

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
リポジトリ設定 cscmng.repository.root <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\repository リポジトリのルートディレクトリを絶対パスで指定します。
ログ設定 cscmng.log.dir <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\log\manager ログ出力先ディレクトリを絶対パスで指定します。
環境バックアップ cscmng.envbackup.dir カレントディレクトリ cscenvbackupコマンドで環境をバックアップする場合,環境バックアップファイルの出力先ディレクトリを指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
HCSCサーバ運用設定 cscmng.server.HCSC.system WebServer,PRF HCSCシステムの管理下におく論理サーバを指定します。

(凡例)
−:ありません。

(12) HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル

ファイル名
csccmd.properties

説明
サービスプラットフォームで使用する各コマンドのオプションのデフォルト値を設定します。

編集する項目
なし

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
コマンド共通定義 csc.all.user admin すべてのコマンドに共通する引数のデフォルト値を指定します。
csc.all.pass admin
csccompoconfig共通定義 csc.compoconfig.operation get
csc.compoconfig.csc HCSC
csccompodeploy共通定義 csc.compodeploy.csc HCSC
csccompostart共通定義 csc.compostart.csc HCSC
csccompostop共通定義 csc.compostop.csc HCSC
csccompoundeploy共通定義 csc.compoundeploy.csc HCSC
cscrcptnstart共通定義 csc.rcptnstart.csc HCSC
cscrcptnstop共通定義 csc.rcptnstop.csc HCSC
cscresinfo共通定義 csc.resinfo.csc HCSC
cscstatus共通定義 csc.status.csc HCSC
csc.status.type system
cscsvconfig共通定義 csc.svconfig.operation get
csc.svconfig.csc HCSC
cscsvstart共通定義 csc.svstart.csc HCSC
cscsvstop共通定義 csc.svstop.csc HCSC
csc.svstop.force 未設定

(凡例)
−:ありません。

(13) HCSCサーバ構成定義ファイル

ファイル名
cscsvsetup.xml

説明
HCSCサーバの構成情報を設定します。

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
managerの定義 <port>Managerのポート番号</port> 28099 28099 Managerのリモート管理機能への接続ポート番号を指定します。Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)のcom.cosminexus.mngsvr.management.portの値と合わせる必要があります。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
clusterの定義 <name>クラスタ名</name> Cluster クラスタ名を指定します。
managerの定義 <name>Manager名</name> Manager HCSC-ManagerがManagerを認識するためのHCSC-Manager独自の識別名を指定します。
<ip-address>ManagerのIPアドレス</ip-address> localhost Management Serverが起動しているIPアドレスを指定します。
<id>Managerの管理ユーザID</id> admin Management Serverの管理ユーザIDを指定します。
<password>Management Serverの管理ユーザパスワード</password> admin Management Serverの管理ユーザパスワードを指定します。
csc-serverの定義 <name>HCSCサーバ名</name> HCSC HCSCサーバ名を指定します。
<j2ee-server-name>HCSCサーバをセットアップするJ2EEサーバ名</j2ee-server-name> J2EEServer HCSCサーバをセットアップするJ2EEサーバ名を指定します。
<setup-properties>HCSCサーバセットアップ定義ファイル名</setup-properties> cscsvsetup.properties HCSCサーバセットアップ定義ファイル名を相対パス,または絶対パスで指定します。
soap-receptionの定義 <ip-address>%WebサーバのIPアドレス</ip-address> localhost Webサーバが起動しているIPアドレスを指定します。
<port>%Webサーバのポート番号</port> 80 Webサーバの受付ポート番号を指定します。
<protocol>プロトコル種別</protocol> http Webサーバの受付プロトコルを指定します。

(凡例)
−:ありません。

(14) HCSCサーバセットアップ定義ファイル

ファイル名
cscsvsetup.properties

説明
HCSCサーバのセットアップ時に設定できる内容を設定します。

編集する項目
なし

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
セットアップ構成関連 db-use OFF HCSCサーバでデータベースを使用するかどうかを指定します。
rm-use OFF HCSCサーバでReliable Messagingを使用するかどうかを指定します。
標準受付関連 request-ejb OFF 標準の同期受付(SessionBean)を使用するかどうかを指定します。
request-soap ON 標準の同期受付(Webサービス)を使用するかどうかを指定します。
request-jms OFF 標準の非同期受付(MDB(WS-R))を使用するかどうかを指定します。
request-dbq OFF 標準の非同期受付(MDB(DBキュー))を使用するかどうかを指定します。
ユーザ定義受付関連 request-userdef-soap ON SOAP受付を使用するかどうかを指定します。

(凡例)
−:ありません。

(15) HCSCサーバランタイム定義ファイル

ファイル名
cscsvconfig.properties

説明
セットアップ後のHCSCサーバの定義情報をHCSC-Managerから設定します。

編集する項目
なし

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
データ変換 xmltelegram-namespace-complement ON HCSCサーバ内を流れるXML電文に対して,XML電文内の属性値に指定された名前空間接頭辞に対応した名前空間宣言を補完するかどうかを指定します。

(凡例)
−:ありません。

(16) ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル

ファイル名
cscurcptnconfig_id.properties

説明
SOAP受付の情報を設定します。
ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを使用する際は,ファイル名を「cscurcptnconfig_<受付ID>.properties」に変更して実行してください。受付IDが「rcp1」の場合は,ファイル名を「cscurcptnconfig_rcp1.properties」に変更して実行してください。なお,変更するSOAP受付が複数存在する場合は,SOAP受付単位に複数のファイルを作成してください。

編集する項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
user-defined-reception-soap.threads.maximum 10 20 SOAP受付の最大同時実行数を指定します。
user-defined-reception-soap.exclusive.threads 0 0 SOAP受付の占有スレッド数を指定します。
user-defined-reception-soap.queue-size 8192 10 SOAP受付の実行待ちキューのサイズを指定します。

注※
チューニング時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(17) サービス情報変更定義ファイル

ファイル名
cscadpconfig.properties

説明
サービスアダプタのサービス情報の変更を設定します。

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
SOAPアダプタのサービス情報 Cluster.<サービスID>.WebService.url※1 サービスアダプタ開発時の値 サービス部品の呼び出しに使用するURLを指定します。
Cluster.<サービスID>.WebService.c4web.application.socket_read_timeout※2 300 サービスアダプタのソケットの読み込みタイムアウト値を秒単位で指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※1
セットアップ時に編集する項目です。

注※2
チューニング時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(18) 簡易構築定義ファイル

ファイル名
SOA.xml

説明
Webシステムを定義します。

編集する項目
カテゴリ <param-name>に指定するパラメタ デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 <param-value>に指定する内容
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義 mstartup.force.watchtime 60 60 論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.restartcnt 1 1 論理サーバの自動再起動回数を指定します。
mstartup.retrywait 60 60 論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位でを指定します。
mstartup.start.watchtime 60 60 論理サーバの起動監視時間を秒単位でを指定します。
mstartup.watchtime 60 60 論理サーバの停止監視時間を秒単位でを指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/Webサーバ用定義 Listen※1 80 リクエストを受け付けるIPアドレス,およびポート番号を指定します。
ThreadsPerChild※2 40 50 サーバとして起動するスレッド数を指定します。この定義は,Windowsの場合だけ指定してください。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/HTTP Server用リダイレクタ動作定義 JkLogFileDir※1 logs ログファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
JkTraceLogFileDir※1 logs 保守用トレースログファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/ワーカ定義 worker.default.cachesize※2 64 40 リダイレクタで再利用するワーカとのコネクション数を指定します。この定義は,Windowsの場合だけ指定してください。
worker.default.port※1 8007 ワーカのポート番号を指定します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)のwebserver.connector.ajp13.portの値と合わせる必要があります。
worker.default.receive_timeout※2 3600 3600 通信タイムアウト値を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/HTTP Serverのログの出力定義 CustomDivideFileNum※1 8 8 分割したログファイルのファイル数を指定します。
HttpsdLogFileDir※1 logs Webサーバの出力するログの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義 mstartup.force.watchtime 60 論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.restartcnt 1 論理サーバの自動再起動回数を指定します。
mstartup.retrywait 60 論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位で指定します。
mstartup.start.watchtime 600 論理サーバの起動監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.watchtime 60 論理サーバの停止監視時間を秒単位で指定します。
user.env.variable 未設定 サーバ起動時の環境変数を指定します。
JAVACOREDIR=%val%※1 JavaVMのスレッドダンプの出力先を指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.httpから始まるパラメタ ejbserver.http.port※1 8080 8080 簡易Webサーバのポート番号を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.managementから始まるパラメタ ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.interval 600 600 フルガーベージコレクション回数の監視でのしきい値監視間隔を秒単位で指定します。
ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.threshold 10 10 フルガーベージコレクション回数の監視でのしきい値となる回数を指定します。
ejbserver.management.statistics.interval 60 60 稼働情報収集間隔を秒単位で指定します。
ejbserver.management.stats_file.dir※1 <作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名>\stats 稼働情報ファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
ejbserver.management.stats_file.num※1 7 8 稼働情報ファイルの面数を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.namingから始まるパラメタ ejbserver.naming.port※1 900 900 J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポートを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.rmiから始まるパラメタ ejbserver.rmi.naming.port※1 23152 23152 J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。
ejbserver.rmi.remote.listener.port※1 23550 23550 JMXクライアント(運用管理エージェント,JP1/Performance Management - Agent Option for uCosminexus Application Serverなど)による稼働情報取得時のリクエスト受付ポートを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.watchから始まるパラメタ ejbserver.watch.defaultRequestQueue.threshold 80 80 アラートメッセージを出力するしきい値を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/vbrokerから始まるパラメタ vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port※1 0 0 J2EEサーバ単位で設定する通信ポートを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/webserver.connectorから始まるパラメタ webserver.connector.ajp13.max_threads※2 10 20 Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を指定します。
webserver.connector.ajp13.port※1 8007 8007 Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)のworker.default.portの値と合わせる必要があります。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/JavaVMオプション定義 -Xms%val%※2 256m 1024m Javaヒープの初期サイズを指定します。
-Xmx%val%※2 512m 1024m Javaヒープの最大サイズを指定します。
-XX:MetaspaceSize=%val%※2 128m 128m Metaspace領域の初期サイズを指定します。
-XX:MaxMetaspaceSize=%val%※2 128m 128m Metaspace領域の最大サイズを指定します。
ejb.public.directory※1 <作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名>\logs J2EEサーバの作業ディレクトリを指定します。指定したディレクトリをJ2EEサーバの作業ディレクトリとしてJ2EEサーバを開始します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
ejb.server.log.directory※1 <作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名>\logs ログファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/PRFの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義 mstartup.force.watchtime 600 60 論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.restartcnt 1 1 論理サーバの自動再起動回数を指定します。
mstartup.retrywait 0 0 論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位で指定します。
mstartup.start.watchtime 60 60 論理サーバの起動監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.watchtime 600 600 論理サーバの停止監視時間を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義/PRFのコンフィグレーション定義 prfspool※1 &{cosminexus.home}/PRF/spool PRFトレース出力ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「\」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
ホストの定義 20295 20295 <host>下の<agent-port>※1※3に,運用管理エージェントのポート番号を指定します。運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)のadminagent.adapter.portの値と合わせる必要があります。

(凡例)
−:ありません。

注※1
セットアップ時に編集する項目です。

注※2
チューニング時に編集する項目です。

注※3
<param-value>ではなく,表に記載されているタグに指定します。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ <param-name>に指定されているパラメタ デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 <param-value>に指定する内容
Webシステムの定義 SOA <web-system>下の<name>に,Webシステムを識別するための名称を指定します。
物理ティアの定義 combined-tier <tier>下の<tier-type>に,物理ティアの種類を指定します。
サービスユニットの定義 Unit <unit>下の<name>に,サービスユニットを識別するための名称を指定します。
localhost <unit>下の<host-ref>に,ホストの定義の<name-name>に指定したホスト名,構築済みのWebシステムで定義されているホスト名,または@myhostを指定します。
combined-tier <unit>下の<hosts-for>に,<host-ref>で指定したホストが属する物理ティアの種類を指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義 cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番> WebServer <define-server>下の<logical-server-name>に,論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。
web-server <define-server>下の<logical-server-type>に,コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/Webサーバ用定義 KeepAliveTimeout 15 3 KeepAlive接続時の要求待ち時間を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/HTTP Server用リダイレクタ動作定義 JkMount /* [J2EEサーバ名](combined-tierとhttp-tierの場合) /* default HTTP Serverへのリクエストで,どのURLパターンがWebコンテナサーバに転送されるかを指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/ワーカ定義 worker.default.type ajp13 ワーカのタイプを指定します。
worker.default.host localhost ワーカのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
worker.list default ワーカ名のリストを指定します。
サービスユニットの定義/HTTP Serverの定義/HTTP Serverのコンフィグレーション定義/HTTP Serverのログの出力定義 HttpsdErrorMethod Div Wrap エラーログの出力方式を指定します。
HttpsdRequestMethod Div Wrap リクエストログの出力方式を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義 cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番> J2EEServer <define-server>下の<logical-server-name>に,論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。
j2ee-server <define-server>下の<logical-server-type>に,コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義 mstartup.no 80 一括起動時のサーバの起動順序を整数で指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.extから始まるパラメタ ejbserver.ext.method_observation.interval 10 業務アプリケーション実行時間監視機能を使用するかどうかを指定します。また,動作中のリクエスト処理がタイムアウトしていないかを監視する時間間隔,タイムアウトしたリクエスト(メソッド)をキャンセルする時間間隔を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.jndiから始まるパラメタ ejbserver.jndi.global.enabled true false アプリケーション開始時に,ネーミングサービスに対してPortable Global JNDI名でオブジェクトを登録するかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.managerから始まるパラメタ ejbserver.manager.agent.MEventAgent.enabled true false Managementイベント発行機能を有効にするかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.rmiから始まるパラメタ ejbserver.rmi.naming.host localhost マルチホームドホスト環境で,J2EEサーバがサービスプロバイダとして使用するRMIレジストリのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.serverから始まるパラメタ ejbserver.server.threaddump.filenum 256 4 J2EEサーバが障害を検知して自発的にスレッドダンプを出力する場合の,スレッドダンプのファイル数の上限を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/webserver.connectorから始まるパラメタ webserver.connector.ajp13.bind_host localhost Webサーバ連携で使用するIPアドレス,またはホスト名を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/JavaVMオプション定義 add.jvm.arg + -XX:%val%HitachiCommaVerboseGCに,拡張verbosegc情報の出力形式を指定します。
+ -XX:%val%HitachiUseExplicitMemoryに,明示管理ヒープ機能を使用するかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/JavaVMシステムプロパティ ejbserver.container.security.disabled false true Enterprise Beanのアクセス制御機能を有効にするかどうかを指定します。
ejbserver.ctm.enabled true false CTM機能を使用するかどうかを指定します。
ejbserver.rmi.stateless.unique_id.enabled false true Stateless Session Beanのremoveメソッドの呼び出しに対して,呼び出しを不要とするかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/J2EEコンテナの拡張パラメタ add.class.path &lt;cosminexus.home&gt;\c4web\lib\hitsaaj.jar 通信基盤として,SOAP通信基盤を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/SecurityManager use.security true false J2EEサーバの起動オプションにSecurityManagerを使用するかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義 cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番> PRF <define-server>下の<logical-server-name>に,論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。
performance-tracer <define-server>下の<logical-server-type>に,コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義 mstartup.no 0 0 一括起動時のサーバの起動順序を指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義/PRFのコンフィグレーション定義 PrfTraceLevel STANDARD 00030000 パフォーマンストレーサのトレース取得レベルを指定します。
ホストの定義 localhost <host>下の<host-name>に,ホストを識別するための名称またはIPアドレスを指定します。
<host-name>で指定した値 localhost <host>下の<agent-host>に,運用管理エージェントのホスト名またはIPアドレスを指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※
<param-value>ではなく,表に記載されているタグに指定します。

(19) HTTP Server定義ファイル

ファイル名
httpsd.conf

説明
HTTP Serverの動作に必要となる情報を設定します。なお,HCSC本番環境簡易セットアップ機能でセットアップしたあと,HTTP Serverを起動する前に,必要に応じてファイルを直接変更してください。

ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\httpsd\servers\HWS_WebServer\conf

編集する項目
カテゴリ 項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
Webサーバへの接続を許可するホスト <Location %val%> / 特定のURLで示す場所へのリクエストについて,ディレクティブを定義する場合に指定します。
Order %val% deny,allow AllowディレクティブとDenyディレクティブの指定の評価の順序を指定します。
Deny from %val% all Webサーバへアクセスできるクライアントを制限する場合に指定します。
Allow from %val% localhost Webサーバへアクセスできるクライアントを制限する場合に指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※
セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(20) cscsetupコマンド定義ファイル

ファイル名
cscsetup.properties

説明
cscsetupコマンドの動作に必要となる情報を設定します。この定義ファイルは,UNIXの場合だけ有効になります。

編集する項目
項目名 デフォルト値 HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値 説明
owner※1※2 スーパーユーザ Component Container管理者で設定するオーナーを指定します。
group※1※2 スーパーユーザ Component Container管理者で設定するグループを指定します。

(凡例)
−:ありません。

注※1
セットアップ時に編集する項目です。

注※2
ownerおよびgroupの値を指定しない場合は,次に示す情報でセットアップおよびアンセットアップを実行します。

表3-33 ownerおよびgroupの値を指定しない場合の設定値

OS ファイルオーナー グループ名
Linux root root
HP-UX root sys
AIX root system