Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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3.4.1 テスト環境と本番環境でデータベースとReliable Messagingの使用有無が同じ場合の移行手順

テスト環境と本番環境で,データベースとReliable Messagingの使用有無が同じ場合の移行手順を次に示します。移行の概要については,「1.3(1) ケース1:テスト環境と本番環境でデータベースとReliable Messagingの使用有無を同じ設定で構築した場合」を参照してください。

図3-9 移行手順(テスト環境と本番環境でデータベースとReliable Messagingの使用有無が同じ場合)

[図データ]

  1. テスト環境のHCSCサーバをセットアップし,システムの構成を定義します。
    HCSC簡易セットアップ機能を使うことで,HCSCサーバのセットアップや,システムの構成が定義できます。
  2. 運用環境からリポジトリをエクスポートし,テスト環境で定義したシステム構成定義を開発環境にインポートします。
  3. 開発環境で,HCSCコンポーネントを作成します。
  4. テスト環境で定義したシステム構成定義を基に,システム構成のどこに配備するかを定義し更新します(配備定義)。
  5. 開発環境で定義した配備定義を含むリポジトリをエクスポートし,運用環境にインポートします。
  6. 開発環境で定義した配備定義を基に,テスト環境にHCSCコンポーネントを配備します。
  7. 本番環境のHCSCサーバをセットアップし,システムの構成を定義します。
    テスト環境と本番環境で,データベースとReliable Messagingの使用有無の設定を同じにします。
    また,テスト環境と本番環境のSOAPモードを同じにしてください。
  8. 開発環境で定義した配備定義を含むリポジトリをエクスポートし,運用環境にインポートします。
    標準インポートを使用すると,HCSCサーバ名やIPアドレスなどが異なる場合でも,テスト環境のリポジトリをそのまま本番環境へ移行できます。
  9. 開発環境で定義した配備定義を基に,本番環境にHCSCコンポーネントを配備します。