Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
開発環境ではサービスアダプタ開発時に,サービスアダプタの接続先情報,タイムアウト値などを設定します。運用環境では,これらの設定値をサービス情報として環境に適した値に変更できます。
また,変更したサービス情報はリポジトリには反映されません。変更したサービス情報は運用環境に保持され,サービスアダプタを実行環境に配備する際に反映されます。そのため,開発環境とは独立してサービス情報を管理できます。
なお,運用環境で設定したサービス情報は,サービス情報を削除しないかぎり有効です。開発環境でサービスアダプタの情報を変更しても,運用環境で設定したサービス情報を削除しないかぎり,サービスアダプタには運用環境で設定したサービス情報が反映されます。
それぞれの環境でのサービス情報の扱いを次の図に示します。
図3-5 サービス情報を設定してからサービス情報を変更するまでの流れ
サービス情報を変更する前提条件,および変更方法について次に説明します。
サービス情報を変更するには,次の条件を満たす必要があります。
サービス情報を変更するには,運用環境でcscsvcctlコマンドを実行します。
cscsvcctlコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsvcctl(サービス情報の管理)」を参照してください。
サービス情報を一括して変更するか,指定したサービス情報を個別に変更するかによって実行形式が異なります。
サービス情報を一括して変更する手順を次に示します。
cscsvcctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -getfile <サービス情報変更定義ファイル名> |
cscsvcctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -setfile <サービス情報変更定義ファイル名> |
指定したサービス情報を個別に変更するには,-propsオプションに変更したいサービス情報を指定して実行します。
cscsvcctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <サービスアダプタのサービスID> -props <プロパティ> |
なお,ベーシック認証を使用する場合は,サービス情報変更定義ファイルのベーシック認証に関するすべてのパラメタ(使用可否,ユーザ名,およびパスワード)を設定してください。
サービス情報変更定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「サービス情報変更定義ファイル」を参照してください。
cscsvcctlコマンドで変更したサービス情報は,次の場合に削除されます。
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