Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)

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11.4 sinaviagent.cfgサーバ通信エージェント用オプション定義ファイル

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

<キー名称>=<値>

指定方法
  • 行頭に「#」を記述した場合,その行はコメントと見なされ,無視されます。
  • 値を指定しない場合,その行は無視されます。
  • キーと値の間のセパレータには「=」を使用します。「=」前後の空白は無視されます。
  • 改行までが値と見なされます。
  • 1行は64KB未満とします。
  • ISO 8859-1の範囲の文字だけが使用できます。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

サーバ通信エージェント,およびサーバ通信エージェントによって起動されるコマンドやプロセスのログファイルの情報を設定します。

(4) 指定できるキー

指定できるキーを次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称 内容 指定可能値 省略値 VR
sinaviagent.log.dir1 サーバ通信エージェントのログ出力ディレクトリを指定します。
ファイルセパレータには「/」を使用してください。
指定したログ出力ディレクトリが不正な場合は,サーバ通信エージェントが起動されません。
ディレクトリ名(絶対パス)
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\sinagent\log
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/sinagent/log
09-00
sinaviagent.spool.dir1 サーバ通信エージェントの処理データを格納するディレクトリを指定します。
ファイルセパレータには「/」を使用してください。
指定したログ出力ディレクトリが不正な場合は,サーバ通信エージェントが起動されません。
ディレクトリ名(絶対パス)
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\sinagent\spool
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/sinagent/spool
09-00
sinaviagent.work.dir2 サーバ通信エージェントによって起動されるコマンド用の作業ディレクトリを指定します。
ファイルセパレータには「/」を使用してください。
指定したログ出力ディレクトリが不正な場合は,サーバ通信エージェントが起動されません。
ディレクトリ名(絶対パス)
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\sinagent\work
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/sinagent/work
09-00
sinaviagent.log.filenum サーバ通信エージェント用ログのログファイル面数を指定します。
sinaviagent.log.styleキーでシフトモードを設定した場合は,バックアップファイルの面数になります。
1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.log.filesize サーバ通信エージェント用ログのログファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 524288 09-00
sinaviagent.log.level サーバ通信エージェント用ログの出力レベルを指定します。指定したレベル以下の情報がログに出力されます。

-1:
サーバ通信エージェント用ログを出力しない場合に指定します。

0:
通常運用でサーバ通信エージェント用ログを出力する場合に指定します。

10:
通常運用に近い形態での再現待ちのサーバ通信エージェント用ログを出力する場合に指定します。

20:
システム環境構築時やテストフェーズでの,デバッグレベルの情報の取得する場合に指定します。

30:
原因究明困難な障害発生したときの,より詳細な障害情報の取得する場合に指定します。
-1〜1000の数値で指定します。 0 09-00
sinaviagent.log.time サーバ通信エージェント用ログのログファイルをローテーションする時刻をHHMMSS形式で指定します。ただし,このプロパティで設定した時刻に達する前に,ログファイルのサイズが上限に達した場合,その時点でログファイルをローテーションします。
指定が無い場合は,ログサイズだけでローションします。
000000〜235959のHHMMSS形式で指定します。 なし 09-00
sinaviagent.log.style サーバ通信エージェント用ログのログファイルのローテーション方式を指定します。

SHIFT:
シフトモードでローテーションする場合に指定します。

WRAP:
ラップアラウンドモードでローテーションする場合に指定します。
次のどちらかを指定します。
  • SHIFT
  • WRAP
WRAP 09-00
sinaviagent.service.log.filenum Windowsの場合に,サーバ通信エージェントサービス用ログのログファイル面数を指定します。 1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.service.log.filesize Windowsの場合に,サーバ通信エージェントサービス用ログのログファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 65536 09-00
sinaviagent.service.log.level Windowsの場合に,サーバ通信エージェントサービス用ログのログ出力レベルを指定します。指定したレベル以下の情報がログに出力されます。

-1:
サーバ通信エージェントサービス用ログを出力しない場合に指定します。

0:
通常運用でサーバ通信エージェントサービス用ログを出力する場合に指定します。

10:
システム環境構築時やテストフェーズでの,デバッグレベルの情報の取得する場合に指定します。

20:
システム環境構築時やテストフェーズでの,デバッグレベルの情報の取得する場合に指定します。

30:
原因究明困難な障害発生したときの,より詳細な障害情報の取得する場合に指定します。
-1〜1000の数値で指定します。 0 09-00
sinaviagent.snactl.log.filenum snactlコマンド用ログのログファイル面数を指定します。 1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.snactl.log.filesize snactlコマンド用ログのログファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 65536 09-00
sinaviagent.snactl.log.level snactlコマンド用ログの出力レベルを指定します。指定したレベル以下の情報がログに出力されます。

-1:
snactlコマンド用ログを出力しない場合に指定します。

0:
通常運用でsnactlコマンド用ログを出力する場合に指定します。

10:
通常運用に近い形態での再現待ちのsnactlコマンド用ログを出力する場合に指定します。

20:
システム環境構築時やテストフェーズでの,デバッグレベルの情報の取得する場合に指定します。

30:
原因究明困難な障害発生したときの,より詳細な障害情報の取得する場合に指定します。
-1〜1000の数値で指定します。 0 09-00
sinaviagent.maintenance.log.filenum サーバ通信エージェント用保守ログのファイル面数を指定します。 1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.maintenance.log.filesize サーバ通信エージェント用保守ログのファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 65536 09-00
sinaviagent.service.maintenance.log.filenum Windowsの場合に,サーバ通信エージェントサービス用保守ログのファイル面数を指定します。 1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.service.maintenance.log.filesize Windowsの場合に,サーバ通信エージェントサービス用保守ログのファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 65536 09-00
sinaviagent.snactl.maintenance.log.filenum snactlコマンド用保守ログのファイル面数を指定します。 1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.snactl.maintenance.log.filesize snactlコマンド用保守ログのファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 65536 09-00
sinaviagent.process.consolelog.enabled サーバ通信エージェントが起動したプロセスのコンソール出力情報を取得するかどうかを設定します。

true:
コンソール出力情報を取得する場合に指定します。

false:
コンソール出力情報を取得しない場合に指定します。
次のどちらかを指定します。
  • true
  • false
true 09-00
sinaviagent.process.consolelog.filenum サーバ通信エージェントが起動したプロセスのコンソール出力情報を出力するログファイル面数を指定します。
sinaviagent.process.consolelog.styleキーでシフトモードを指定した場合は,バックアップファイルの面数になります。
1〜16の整数で指定します。 4 09-00
sinaviagent.process.consolelog.filesize サーバ通信エージェントが起動したプロセスのコンソール出力情報を出力するログファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を指定します。 65536〜2147483647の数値で指定します。 65536 09-00
sinaviagent.process.consolelog.time サーバ通信エージェントが起動したプロセスのコンソール出力情報を出力するログファイルをローテーションする時刻を指定します。
指定が無い場合は,ログサイズによるローションをします
000000〜235959のHHMMSS形式で指定します。 なし 09-00
sinaviagent.process.consolelog.style サーバ通信エージェントが起動したプロセスのコンソール出力情報を出力するログファイルのローテーション方式を指定します。

SHIFT:
シフトモードでローテーションする場合に指定します。

WRAPを指定した場合:
ラップアラウンドモードでローテーションする場合に指定します。
次のどちらかを指定します。
  • SHIFT
  • WRAP
WRAP 09-00

注※1 キーの変更はサーバ通信エージェントが停止しているときに実行してください。

注※2 キーの変更は,環境の構築・変更・削除,または構築対象サーバ情報の取得などを実行していないとき,かつ,サーバ通信エージェントが停止しているときに実行してください。また,このキーの指定を変更した場合で,かつ,変更前のコマンド用作業ディレクトリの下にディレクトリやファイルがあるときは,サーバ通信エージェントを起動する前に,変更前のコマンド用作業ディレクトリの下にあるディレクトリやファイルを,そのままの形式で,変更後のコマンド用作業ディレクトリに移動した後,サーバ通信エージェントを起動してください。