Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)

[目次][索引][前へ][次へ]

4.18 論理CTMで指定できるパラメタ

ここでは,論理CTMで指定できるパラメタについて説明します。

論理CTMで指定できるパラメタについて次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。

「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

表4-112 論理CTMに設定できるパラメタ

param-name指定値 param-valueの指定内容 省略値 関連情報
ctm.Agent CTMレギュレータのORBゲートウェイ機能を使用するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
バッチアプリケーションを実行するシステムの場合は,必ず「1」を指定してください。

1:
使用します。

0:
使用しません。
0  
ctm.cdm 利用するCTMドメインマネジャのCTMドメイン名を指定します。同一ホスト内のCTMドメインマネジャのCTMドメイン名を指定してください。 CTMDOMAIN  
ctm.CreatePolicy create要求のCTMノード選択ポリシーを選択します。次のどちらかを指定します。

normalDispatch:
スケジュールキューの負荷状況に応じてCTMデーモンを選択します。

priorDispatch:
create要求を受け付けたCTMデーモンを,優先的に選択します。ただし,そのCTMデーモンに登録されているスケジュールキューが高負荷状態,および閉塞状態の場合は,ほかのCTMデーモンを選択します。
normalDispatch 「機能解説 拡張編」の「3.8 リクエストの負荷分散
ctm.DCSendTimeOut CTM間通信のリクエスト転送時のタイムアウト時間を0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。
0は設定しないことを表します。
180  
ctm.DispatchParallelCount 自CTM内でクライアントからの要求メッセージをJ2EEサーバに振り分けるスレッドの最大値を0〜32767の範囲の整数で指定します。 255  
ctm.DispatchPolicy リクエストのスケジュールポリシーを選択します。

normalDispatch:
スケジュールキューの負荷状況に応じてリクエストをスケジュールします。

priorDispatch:
リクエストを受け付けたCTMデーモンに登録されているスケジュールキューに,優先的にリクエストをスケジュールします。ただし,そのCTMデーモンに登録されているスケジュールキューが高負荷状態,および閉塞状態の場合は,ほかのCTMデーモンに登録しているスケジュールキューにリクエストをスケジュールします。
priorDispatch 「機能解説 拡張編」の「3.8 リクエストの負荷分散
ctm.EjbPort EJBクライアントがCTMデーモンの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。指定しない場合はOSが自動的に割り当てたポート番号を使用します。 自動  
ctm.LoadCheckInterval スケジュールキューの負荷状況を監視する時間間隔を0から32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。0は一定時間間隔での負荷状況監視を行わないことを表します。 10  
ctm.LogFileCount CTMログファイルの面数を指定します。
指定できる値は,2,4,8,16,24,32です。
2  
ctm.LogFileSize CTMログファイルの1ファイルの最大サイズを1〜3の範囲の整数(単位:メガバイト)で指定します。 1  
ctm.MaxRequestCount CTMに登録するCTMキューが,同時に登録できるリクエスト数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 50  
ctm.ns.port CTMと対となるネーミングサービスのポート番号を1〜65535の範囲の整数で指定します。 20348  
ctm.NsBindHost 一つのマシンに複数のIPアドレスが割り当てられている場合に,特定のIPアドレスに割り当てるかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

true:
特定のIPアドレスに割り当てます。

false:
特定のIPアドレスに割り当てません。
false  
ctm.port CTMが使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。 20138  
ctm.QueueCount CTMに登録できるCTMキュー数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 128  
ctm.QueueDeleteWait 異常終了したJ2EEサーバが登録していたCTMキューを削除しないで保留し,J2EEサーバの再開始を待つ場合の待ち時間を,0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 0  
ctm.QueueInterval システム停止しきい値の処理率を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 なし  
ctm.QueueRate キュー滞留監視状態へ移行する滞留率のしきい値を0〜99の範囲の整数(単位:%)で指定します。 なし  
ctm.QueueRegistCount 同じCTMキューを共有できるJ2EEアプリケーション数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 64  
ctm.RegOption CTMレギュレータの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。 なし  
ctm.RegStart CTM開始時に自動開始するCTMレギュレータのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 1  
ctm.RequestCount 何回タイムアウトが発生したら自動閉塞するかを1〜32767の範囲の整数で指定します。 なし  
ctm.RequestInterval タイムアウト発生回数を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 なし  
ctm.ServerCacheSize CTMドメインの構成情報を格納するキャッシュテーブルのサイズを1〜32767の範囲の整数(単位:キロバイト)で指定します。 1024  
ctm.ServerConnectCount CTMに接続するJ2EEサーバの最大数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 64  
ctm.StatsFileCount CTM稼働統計情報の世代数を指定します。
指定できる値は,3,4,16,32,64,128,256です。
3  
ctm.StatsFileSize CTM稼働統計情報のファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
指定できる値は,1,2,3,4,8,16,32,64,128,256,512,1024です。
3  
ctm.StatsInterval CTM稼働統計情報をファイルに出力する時間間隔を1〜1440の範囲の整数(単位:分)で指定します。 1  
ctm.StatsUse CTM稼働統計情報を取得するかしないかを設定します。次のどちらかを指定します。

Y:
取得します。

N:
取得しません。
Y  
ctm.SystemDown システムを停止するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

1:
停止します。

0:
停止しません。
1  
ctm.SystemDownRate システム停止へ移行する処理率のしきい値を1〜100の範囲の整数(単位:%)で指定します。 なし  
ctm.TSCGwOption OTMゲートウェイの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。 なし  
ctm.TSCGwStart CTM開始時に自動開始するOTMゲートウェイのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。
0はOTMゲートウェイを起動しないことを表します。
0  
ctm.WatchQueue キューの停留監視をするかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

true:
キューの停止監視をします。

false:
キューの停止監視をしません。
false  
ctm.WatchRequest J2EEサーバへのリクエストの送信でタイムアウトが発生したときにキューを閉塞するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

true:
キューを閉塞します。

false:
キューを閉塞しません。
false  
ctmid CTMの識別子を31文字以内の文字列で指定します。使用できる文字は英数字,アンダースコア「_」,およびピリオド「.」です(ピリオドはIPアドレスの場合だけ指定できます)。「CTM」または「ctm」で始まる文字列は指定しないでください。
このパラメタを指定する場合,運用管理ドメイン内のすべての論理CTMサーバで一意の値を指定する必要があります。
なお,IPアドレスを指定した場合,ピリオド「.」は,アンダースコア「_」に置き換えられます。
<ホストの定義の<agent-host>タグに指定された値>_<CTMのポート番号>  

注※
<agent-host>タグにホスト名を指定している場合,IPアドレスに変換した値が指定されます。また,<agent-host>タグにIPアドレスを指定している場合,ピリオド「.」はアンダースコア「_」に置き換えられます。