Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編

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8.11.4 Timer Serviceの場合

Timer Serviceのトレース取得ポイントと,取得できるトレース情報について説明します。

<この項の構成>
(1) createTimerの場合
(2) cancelの場合
(3) コールバックの場合
(4) createSingleActionTimerの場合
(5) createIntervalTimerの場合
(6) createCalendarTimerの場合

(1) createTimerの場合

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-42 Timer Serviceでのトレース取得ポイントの詳細(createTimerの場合)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x8460 1 TimerService.createTimer(Date initialExpiration, long intervalDuration, Serializable info)処理開始 A
0x8462 1 TimerService.createTimer(Date expiration, Serializable info) 処理開始 A
0x8464 1 TimerService.createTimer(long initialDuration, long intervalDuration, Serializable info) 処理開始 A
0x8466 1 'TimerService.createTimer(long duration, Serializable info) 処理開始 A
0x8461 2 TimerService.createTimer(Date initialExpiration, long intervalDuration, Serializable info)処理終了 A
0x8463 2 TimerService.createTimer(Date expiration, Serializable info) 処理終了 A
0x8465 2 'TimerService.createTimer(long initialDuration, long intervalDuration, Serializable info) 処理終了 A
0x8467 2 TimerService.createTimer(long duration, Serializable info) 処理終了 A

(凡例)A:標準

注※ 図8-28中の番号と対応しています。


createTimerの場合のTimer Serviceでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-28 Timer Serviceのトレース取得ポイント(createTimerの場合)

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

createTimerの場合のTimer Serviceで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-43 Timer Serviceで取得できるトレース情報(createTimerの場合)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x8460 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
1 0x8462 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
1 0x8464 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
1 0x8466 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x8461 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
2 0x8463 A コールバック対象Beanのクラス名
2 0x8465 A コールバック対象Beanのクラス名
2 0x8467 A コールバック対象Beanのクラス名

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※ 図8-28中の番号と対応しています。


(2) cancelの場合

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-44 Timer Serviceでのトレース取得ポイントの詳細(cancelの場合)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x8468 1 javax.ejb.Timer.cancel()処理開始 A
0x8469 2 javax.ejb.Timer.cancel()処理終了 A

(凡例)A:標準

注※ 図8-29中の番号と対応しています。


cancelの場合のTimer Serviceでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-29 Timer Serviceのトレース取得ポイント(cancelの場合)

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

cancelの場合のTimer Serviceで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-45 Timer Serviceで取得できるトレース情報(cancelの場合)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x8468 A コールバック対象Beanのクラス名
2 0x8469 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※ 図8-29中の番号と対応しています。


(3) コールバックの場合

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-46 Timer Serviceでのトレース取得ポイントの詳細(コールバックの場合)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x846C 1 スレッドがコールバック処理開始 B
0x846A 2 Enterprise Beanのタイムアウトコールバックメソッドをコールバック開始 A
0x846B 3 Enterprise Beanのタイムアウトコールバックメソッドをコールバック終了 A
0x846D 4 スレッドがコールバック処理終了 B

(凡例)A:標準 B:詳細

注※ 図8-30中の番号と対応しています。


コールバックの場合のTimer Serviceでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-30 Timer Serviceのトレース取得ポイント(コールバックの場合)

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

コールバックの場合のTimer Serviceで取得できるトレース情報を次の表に示します。

なお,ルートアプリケーション情報には,タイムアウトメソッドのコールバック時に取得する情報が出力されます。また,クライアントアプリケーション情報には「0」が出力されます。

表8-47 Timer Serviceで取得できるトレース情報(コールバックの場合)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x846C B コールバック対象Beanのクラス名
2 0x846A A コールバック対象Beanのクラス名
3 0x846B A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
4 0x846D B コールバック対象Beanのクラス名

(凡例)A:標準 B:詳細 −:該当なし

注※ 図8-30中の番号と対応しています。


(4) createSingleActionTimerの場合

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-48 Timer Serviceでのトレース取得ポイントの詳細(createSingleActionTimerの場合)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x84A0 1 TimerService.createSingleActionTimer(long duration, TimerConfig timerConfig)処理開始 A
0x84A1 2 TimerService.createSingleActionTimer(long duration, TimerConfig timerConfig)処理終了 A
0x84A2 1 TimerService.createSingleActionTimer(Date expiration, TimerConfig timerConfig)処理開始 A
0x84A3 2 TimerService.createSingleActionTimer(Date expiration, TimerConfig timerConfig)処理終了 A

(凡例)A:標準

注※ 図8-31中の番号と対応しています。


createSingleActionTimerでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-31 Timer Serviceのトレース取得ポイント(createSingleActionTimerの場合)

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

createSingleActionTimerで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-49 Timer Serviceで取得できるトレース情報(createSingleActionTimerの場合)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x84A0 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x84A1 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
1 0x84A2 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x84A3 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※ 図8-31中の番号と対応しています。


(5) createIntervalTimerの場合

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-50 Timer Serviceのトレース取得ポイントの詳細(createIntervalTimerの場合)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x84A4 1 TimerService.createIntervalTimer(long initialDuration, long intervalDuration, TimerConfig timerConfig)処理開始 A
0x84A5 2 TimerService.createIntervalTimer(long initialDuration, long intervalDuration, TimerConfig timerConfig)処理終了 A
0x84A6 1 TimerService.createIntervalTimer(Date initialExpiration, long intervalDuration, TimerConfig timerConfig)処理開始 A
0x84A7 2 TimerService.createIntervalTimer(Date initialExpiration, long intervalDuration, TimerConfig timerConfig)処理終了 A

(凡例)A:標準

注※ 図8-32中の番号と対応しています。


createIntervalTimerのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-32 Timer Serviceのトレース取得ポイント(createIntervalTimerの場合)

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

createIntervalTimerで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-51 Timer Serviceで取得できるトレース情報(createIntervalTimerの場合)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x84A4 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x84A5 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
1 0x84A6 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x84A7 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※ 図8-32中の番号と対応しています。


(6) createCalendarTimerの場合

(a) トレース取得ポイントとPRFトレース

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8-52 Timer Serviceのトレース取得ポイントの詳細(createCalendarTimerの場合)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x84A8 1 TimerService.createCalendarTimer(ScheduleExpression schedule)処理開始 A
0x84A9 2 TimerService.createCalendarTimer(ScheduleExpression schedule)処理終了 A
0x84AA 1 TimerService.createCalendarTimer(ScheduleExpression schedule, TimerConfig config)処理開始 A
0x84AB 2 TimerService.createCalendarTimer(ScheduleExpression schedule, TimerConfig config)処理終了 A

(凡例)A:標準

注※ 図8-33中の番号と対応しています。


createCalendarTimerのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図8-33 Timer Serviceのトレース取得ポイント(createCalendarTimerの場合)

[図データ]

(b) 取得できるトレース情報

createCalendarTimerで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8-53 Timer Serviceで取得できるトレース情報(createCalendarTimerの場合)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x84A8 A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x84A9 A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
1 0x84AA A コールバック対象Beanのクラス名 引数情報
2 0x84AB A コールバック対象Beanのクラス名
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>

(凡例)A:標準 −:該当なし


注※ 図8-33中の番号と対応しています。