Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド

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19.2.4 コアAPI

ここでは,コアAPIのサポート範囲について説明します。

<この項の構成>
(1) com.sun.xml.ws.developer.StreamingAttachmentFeatureクラス
(2) com.sun.xml.ws.developer.StreamingDataHandlerクラス
(3) org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラス
(4) javax.xml.ws.Bindingインタフェース
(5) javax.xml.ws.handler.Handler<C extends MessageContext>インタフェース
(6) javax.xml.ws.handler.HandlerResolverインタフェース
(7) javax.xml.ws.handler.LogicalMessageContextインタフェース
(8) javax.xml.ws.handler.MessageContextインタフェース
(9) javax.xml.ws.handler.PortInfoインタフェース
(10) javax.xml.ws.handler.soap.SOAPHandler<T extends SOAPMessageContext>インタフェース
(11) javax.xml.ws.handler.soap.SOAPMessageContextインタフェース
(12) javax.xml.ws.Holder<T>クラス
(13) javax.xml.ws.LogicalMessageインタフェース
(14) javax.xml.ws.ProtocolExceptionクラス
(15) javax.xml.ws.soap.AddressingFeatureクラス
(16) javax.xml.ws.soap.MTOMFeatureクラス
(17) javax.xml.ws.soap.SOAPBindingインタフェース
(18) javax.xml.ws.soap.SOAPFaultExceptionクラス
(19) javax.xml.ws.WebServiceExceptionクラス

(1) com.sun.xml.ws.developer.StreamingAttachmentFeatureクラス

com.sun.xml.ws.developer.StreamingAttachmentFeatureクラスのサポート範囲を次の表に示します。

表19-13 com.sun.xml.ws.developer.StreamingAttachmentFeatureクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 StreamingAttachmentFeature() ×
2 StreamingAttachmentFeature(String dir,boolean parseEagerly,long memoryThreshold)
説明 StreamingAttachmentFeatureを作成します。
引数

dir:
一時ファイルの出力先ディレクトリパスです。存在しないディレクトリ,アクセス権のないディレクトリ,または存在するファイル名を指定した場合,メッセージを出力し,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開します(KDJW10026-W)。

parseEagerly:
受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。trueの場合,添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析します。

memoryThreshold:
添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信する際に,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値(単位:バイト)です。16KB(16384L)より大きい値または-1を指定します。これら以外の値を指定した場合,動作は保証されません。-1を指定した場合,常にMIMEボディをメモリ上に展開します。
3 java.lang.String getID()
説明 StreamingAttachmentFeatureの一意の識別子を取得します。
4 org.jvnet.mimepull.MIMEConfig getConfig()
説明 ストリーミングの設定情報を表すMIMEConfigインスタンスを取得します。一度このメソッドを呼び出した場合,次のsetterメソッドを用いてストリーミングの設定情報を変更することはできません。
  • setDir(String dir)
  • setParseEagerly(boolean parseEagerly)
  • setMemoryThreshold(int memoryThreshold)
5 void setDir(String dir)
説明 ストリーミングが有効の場合に,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージに含まれるMIMEボディを一時ファイルとして出力するときに使用するディレクトリを設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。getConfig()メソッドを呼び出した場合,このメソッドによる再設定はできません。
引数

dir:
一時ファイルの出力先ディレクトリパスです。存在しないディレクトリ,アクセス権のないディレクトリ,または存在するファイル名を指定した場合,メッセージを出力し,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開します(KDJW10026-W)。
6 void setParseEagerly(boolean parseEagerly)
説明 ストリーミングが有効の場合に,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。getConfig()メソッドを呼び出した場合,このメソッドによる再設定はできません。
引数

parseEagerly:
受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。trueの場合,添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析します。
7 void setMemoryThreshold(int memoryThreshold)
説明 ストリーミングが有効の場合に,添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信するときにSOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値を設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。getConfig()メソッドを呼び出した場合,このメソッドによる再設定はできません。
引数

memoryThreshold:
添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信する際に,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値(単位:バイト)です。16KB(16384L)より大きい値または-1を指定します。これら以外の値を指定した場合,動作は保証されません。-1を指定した場合,常にMIMEボディをメモリ上に展開します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(2) com.sun.xml.ws.developer.StreamingDataHandlerクラス

com.sun.xml.ws.developer.StreamingDataHandlerクラスのサポート範囲を次の表に示します。

表19-14 com.sun.xml.ws.developer.StreamingDataHandlerクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 StreamingDataHandler(Object o, String s) ×
2 StreamingDataHandler(URL url) ×
3 StreamingDataHandler(DataSource dataSource) ×
4 java.io.InputStream readOnce()
説明 このオブジェクトのjava.io.InputStreamを取得します。
例外

IOException:
このオブジェクトに対応するInputStreamが取得できなかった場合に発生します。
5 void moveTo(File file)
説明 このオブジェクトが示す添付ファイルを指定されたファイルに移動します。
  • 引数fileにnullを指定した場合,java.io.IOExceptionが発生します(KDJW10023-E)。
  • 引数fileに存在するファイルまたはディレクトリのパス,存在しない親ディレクトリを含むファイルパスを指定した場合,IOExceptionが発生します(KDJW10027-E)。
引数

file:
出力先ファイルパスです。
例外

IOException:
次の場合に発生します。
  • nullをfileに指定。
  • 存在するファイルまたはディレクトリのパス,または存在しない親ディレクトリを含むファイルパスをfileに指定。
  • 入出力エラーが発生。
6 void close()
説明 このオブジェクトが示す添付ファイルのリソースを解放します。
例外

IOException:
入出力エラーが発生した場合に発生します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(3) org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラス

org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラスのサポート範囲を次の表に示します。

表19-15 org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 MIMEConfig() ×
2 void setParseEagerly(boolean parseEagerly)
説明 ストリーミングが有効の場合に,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。
引数

parseEagerly:
受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。trueの場合,添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析します。
3 void setMemoryThreshold(long memoryThreshold)
説明 ストリーミングが有効の場合に,添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信するときに,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値を設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。
引数

memoryThreshold:
添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信する際に,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値(単位:バイト)です。16KB(16384L)より大きい値または-1を指定します。これら以外の値を指定した場合,動作は保証されません。-1を指定した場合,常にMIMEボディをメモリ上に展開します。
4 void setDir(String dir)
説明 ストリーミングが有効の場合に,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージに含まれるMIMEボディを一時ファイルとして出力するときに使用するディレクトリを設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,nullまたは空文字("")以外の値で最初に指定したものが有効になります。
引数

dir:
一時ファイルの出力先ディレクトリパスです。
5 void validate()
説明 一時ファイルを作成できるかを検証します。作成できない場合,添付ファイルをメモリ上に展開するように設定します。
存在しないディレクトリ,アクセス権のないディレクトリ,存在するファイル名をsetDir(String dir)メソッドで設定し,このメソッドで検証しない場合,ストリーミングが一時ファイルを出力するときにorg.jvnet.mimepull.MIMEParsingExceptionが発生します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(4) javax.xml.ws.Bindingインタフェース

javax.xml.ws.Bindingインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-16 javax.xml.ws.Bindingインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 java.lang.String getBindingID() ×
2 java.util.List<Handler> getHandlerChain()
説明 プロトコルバインディングインスタンスのハンドラチェインのコピーを取得します。
3 void setHandlerChain (java.util.List<Handler> chain)
説明 プロトコルバインディングインスタンスのハンドラチェインを設定します。
引数

chain:
ハンドラチェインを構成するハンドラのリストです。
例外

javax.xml.ws.WebServiceException:
ハンドラチェインの設定でエラーが起きた場合,またはchainにnullを指定した場合に発生します。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(5) javax.xml.ws.handler.Handler<C extends MessageContext>インタフェース

javax.xml.ws.handler.Handler<C extends MessageContext>インタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-17 javax.xml.ws.handler.Handler<C extends MessageContext>インタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 MessageContext.Scope close(MessageContext context)
説明 メッセージ交換を完了するとき,JAX-WSのランタイムがメッセージ,フォルト,または例外をディスパッチする直前に呼び出されます。
2 boolean handleFault(C context)
説明 フォルトメッセージを処理するために呼び出されます。
3 boolean handleMessage(C context)
説明 インバウンドおよびアウトバウンドのメッセージで通常の処理をするために呼び出されます。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(6) javax.xml.ws.handler.HandlerResolverインタフェース

javax.xml.ws.handler.HandlerResolverインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-18 javax.xml.ws.handler.HandlerResolverインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 java.util.List<Handler> getHandlerChain(PortInfo portInfo)
説明 指定されたポートのハンドラチェインを取得します。このメソッドではnullを返さないでください。
引数

portInfo:
アクセス対象のポートの情報です。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(7) javax.xml.ws.handler.LogicalMessageContextインタフェース

javax.xml.ws.handler.LogicalMessageContextインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-19 javax.xml.ws.handler.LogicalMessageContextインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 LogicalMessage getMessage()
説明 このメッセージコンテキストからメッセージを取得します。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(8) javax.xml.ws.handler.MessageContextインタフェース

javax.xml.ws.handler.MessageContextインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-20 javax.xml.ws.handler.MessageContextインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 MessageContext.Scope getScope(java.lang.String name) ※1
説明 プロパティのスコープを取得します。
例外

java.lang.IllegalArgumentException:
nameにnull,空の文字列,およびこのメッセージコンテキストに関連づけられていないプロパティ名を指定した場合に発生します。
標準のメッセージコンテキストのプロパティと,ユーザ定義メッセージコンテキストプロパティは,メッセージコンテキストに関連づけられているものと見なされます。
メッセージコンテキストのプロパティについては,「19.2.5(1) メッセージコンテキストのプロパティのサポート範囲」を参照してください。
2 void setScope(java.lang.String name, MessageContext.Scope scope) ※2
説明 プロパティのスコープを設定します。
例外

java.lang.IllegalArgumentException
nameにnull,空の文字列,およびこのメッセージコンテキストに関連づけられていないプロパティ名を指定した場合に発生します。標準のメッセージコンテキストのプロパティと,ユーザ定義メッセージコンテキストプロパティは,メッセージコンテキストに関連づけられているものと見なされます。
メッセージコンテキストのプロパティについては,「19.2.5(1) メッセージコンテキストのプロパティのサポート範囲」を参照してください。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

注※1
ハンドラで使用する場合だけサポートしています。

注※2
インバウンド時のサービス側ハンドラで,ユーザ定義メッセージコンテキストプロパティを追加する場合だけサポートします。ユーザ定義メッセージコンテキストプロパティ追加時の注意事項についての詳細は,「10.21.2(2) ユーザ定義メッセージコンテキストプロパティ追加時の注意事項」を参照してください。

(9) javax.xml.ws.handler.PortInfoインタフェース

javax.xml.ws.handler.PortInfoインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-21 javax.xml.ws.handler.PortInfoインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 java.lang.String getBindingID()
説明 アクセス対象のポートが使用する,バインディングを識別するURIを取得します。
2 javax.xml.namespace.QName getPortName()
説明 アクセス対象のWSDLのポートからQNameを取得します。
3 javax.xml.namespace.QName getServiceName()
説明 アクセス対象のポートを含む,WSDLのサービスのQNameを取得します。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(10) javax.xml.ws.handler.soap.SOAPHandler<T extends SOAPMessageContext>インタフェース

javax.xml.ws.handler.soap.SOAPHandler<T extends SOAPMessageContext>インタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-22 javax.xml.ws.handler.soap.SOAPHandler<T extends SOAPMessageContext>インタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 java.util.Set<javax.xml.namespace.QName> getHeaders()
説明 このハンドラインスタンスで処理できるヘッダを取得します。

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(11) javax.xml.ws.handler.soap.SOAPMessageContextインタフェース

javax.xml.ws.handler.soap.SOAPMessageContextインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-23 javax.xml.ws.handler.soap.SOAPMessageContextインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 java.lang.Object[] getHeaders(javax.xml.namespace.QName header, javax.xml.bind.JAXBContext context, boolean allRoles)
説明 このメッセージコンテキストが持つメッセージから特定のQNameを持つヘッダを取得します。このメッセージコンテキストがメッセージを持っていない場合,またはheaderで指定したQNameに一致するヘッダが存在しない場合は,空の配列を返します。
例外

javax.xml.ws.WebServiceException:
次の場合に発生します。
  • headerにnullを指定した場合
  • contextにnullを指定した場合
2 javax.xml.soap.SOAPMessage getMessage()
説明 このメッセージコンテキストからSOAPメッセージを取得します。
3 java.util.Set<java.lang.String> getRoles()
説明 ハンドラチェインの実行に関連づけられたSOAPアクタおよびロールを取得します。
4 void setMessage(javax.xml.soap.SOAPMessage message) ×

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(12) javax.xml.ws.Holder<T>クラス

javax.xml.ws.Holder<T>クラスのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-24 javax.xml.ws.Holder<T>クラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 Holder()
説明 null値を含む新しいホルダを作成します。
2 Holder(T value)
説明 指定した値を含む新しいホルダを作成します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(13) javax.xml.ws.LogicalMessageインタフェース

javax.xml.ws.LogicalMessageインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。

表19-25 javax.xml.ws.LogicalMessageインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 javax.xml.transform.Source getPayload()
説明 XMLソースとしてメッセージのペイロードを取得します。
2 java.lang.Object getPayload(javax.xml.bind.JAXBContext context)
説明 JAXBオブジェクトとしてメッセージのペイロードを取得します
3 void setPayload(java.lang.Object payload, javax.xml.bind.JAXBContext context) ×
4 void setPayload(javax.xml.transform.Source payload) ×

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(14) javax.xml.ws.ProtocolExceptionクラス

javax.xml.ws.ProtocolExceptionクラスのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-26 javax.xml.ws.ProtocolExceptionクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 ProtocolException()
説明 詳細メッセージがnullである新規例外を構築します。
2 ProtocolException(java.lang.String message)
説明 指定された詳細メッセージを持つ新規例外を構築します。
3 ProtocolException(java.lang.String message, java.lang.Throwable cause)
説明 指定された詳細メッセージおよび原因を使用して新規例外を構築します。
4 ProtocolException(java.lang.Throwable cause)
説明 指定された原因と詳細メッセージを持つ新規例外を構築します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(15) javax.xml.ws.soap.AddressingFeatureクラス

javax.xml.ws.soap.AddressingFeatureクラスのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-27 javax.xml.ws.soap.AddressingFeatureクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 AddressingFeature()
説明 AddressingFeatureを作成します。
2 AddressingFeature(boolean enabled)
説明 AddressingFeatureを作成します。
引数

enabled:
WS-Addressingを有効にするか無効にするかを指定します。
3 AddressingFeature(boolean enabled, boolean required)
説明 AddressingFeatureを作成します。
引数

enabled:
WS-Addressingを有効にするか無効にするかを指定します。

required:
WS-Addressingの使用を要求する場合に指定します。
4 AddressingFeature(boolean enabled, boolean required,
AddressingFeature.Responses responses)
説明 AddressingFeatureを作成します。
引数

enabled:
WS-Addressingを有効にするか無効にするかを指定します。

required:
WS-Addressingの使用を要求する場合に指定します。

responses:
要求する応答エンドポイントの種別を指定します。応答エンドポイントの種別は,次のどれかを指定できます。
  • すべてのURI
    javax.xml.ws.soap.AddressingFeature.Responses.ALL
  • 匿名URIだけ
    javax.xml.ws.soap.AddressingFeature.Responses.ANONYMOUS
  • 非匿名URIだけ
    javax.xml.ws.soap.AddressingFeature.Responses.NON_ANONYMOUS
5 java.lang.String getID()
説明 AdderssingFeatureの一意の識別子を取得します。
6 AddressingFeature.Responses getResponses()
説明 要求する応答エンドポイントの種別を取得します。
7 Boolean isRequired()
説明 AdderssingFeatureの使用を要求するかどうかの情報を取得します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

注※
responsesの指定は,クライアント側JAX-WSエンジンの動作には影響しません。

(16) javax.xml.ws.soap.MTOMFeatureクラス

javax.xml.ws.soap.MTOMFeatureクラスのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-28 javax.xml.ws.soap.MTOMFeatureクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 MTOMFeature()
説明 MTOMFeatureを作成します。
2 MTOMFeature(boolean enabled)
説明 MTOMFeatureを作成します。
引数

enabled:
MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルを使用するかどうかを指定します。
3 MTOMFeature(boolean enabled, int threshold)
説明 MTOMFeatureを作成します。
引数

enabled:
MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルを使用するかどうかを指定します。

threshold:
MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルとして送信するバイナリデータのサイズ(単位:バイト)です。thresholdの指定値≦バイナリデータのサイズのとき,バイナリデータをMTOM/XOP仕様形式の添付ファイルとして送信します。
4 MTOMFeature(int threshold)
説明 MTOMFeatureを作成します。
引数

threshold:
MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルとして送信するバイナリデータのサイズ(単位:バイト)です。thresholdの指定値≦バイナリデータのサイズのとき,バイナリデータをMTOM/XOP仕様形式の添付ファイルとして送信します。
5 java.lang.String getID()
説明 MTOMFeatureの一意の識別子を取得します。
6 int getThreshold()
説明 バイナリデータをMTOM/XOP仕様形式の添付ファイルとして送信するかどうかを判定するためのしきい値を取得します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(17) javax.xml.ws.soap.SOAPBindingインタフェース

javax.xml.ws.soap.SOAPBindingインタフェースのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-29 javax.xml.ws.soap.SOAPBindingインタフェースのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 javax.xml.soap.MessageFactory getMessageFactory() ×
2 java.util.Set<java.lang.String> getRoles() ×
3 javax.xml.soap.SOAPFactory getSOAPFactory() ×
4 boolean isMTOMEnabled()
説明 MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルが有効化されている場合,trueを返します。
5 void setMTOMEnabled(boolean flag)
説明 MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルを有効または無効にします。
MTOMFeatureやこのメソッドを使用してMTOM/XOP仕様形式の添付ファイルの有効または無効が設定されていない場合に,このメソッドで設定できます。すでにMTOM/XOP仕様形式の添付ファイルの有効または無効が設定されている場合,このメソッドによる再設定はできません。
引数

flag:
MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルを有効にするか無効にするかを指定します。
6 void setRoles(java.util.Set<java.lang.String> roles) ×

(凡例)
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。
×:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしていません。

(18) javax.xml.ws.soap.SOAPFaultExceptionクラス

javax.xml.ws.soap.SOAPFaultExceptionクラスのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-30 javax.xml.ws.soap.SOAPFaultExceptionクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 SOAPFaultException (javax.xml.soap.SOAPFault fault)
説明 SOAPFaultExceptionの新規例外を構築します。
2 javax.xml.soap.SOAPFault getFault()
説明 埋め込まれたSOAPFaultインスタンスを取得します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。

(19) javax.xml.ws.WebServiceExceptionクラス

javax.xml.ws.WebServiceExceptionクラスのサポート範囲を次の表に示します。詳細はJAX-WS 2.2仕様を参照してください。

表19-31 javax.xml.ws.WebServiceExceptionクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名/説明 サポート
1 WebServiceException()
説明 詳細メッセージがnullである新規例外を構築します。
2 WebServiceException (java.lang.String message)
説明 指定された詳細メッセージを持つ新規例外を構築します。
3 WebServiceException(java.lang.String message, java.lang.Throwable cause)
説明 指定された詳細メッセージおよび原因を持つ新規例外を構築します。
4 WebServiceException (java.lang.Throwable cause)
説明 指定された原因および詳細メッセージを持つ新規例外を構築します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:Application ServerのJAX-WS機能でサポートしています。