JAX-WSエンジンは，1048576バイト以上のサイズのMIMEボディを含むMIME Multipart/Related構造のSOAPメッセージを受信する際に，SOAPメッセージに含まれるMIMEボディを一時ファイルに出力することで，Javaヒープサイズの制約を受けることなく大きいサイズのSOAPメッセージを受信します。

一時ファイルは，ルートパートと添付ファイルパートのMIMEボディごとに出力します。なお，SOAPメッセージに添付ファイルが含まれない場合(ルートパートだけの場合)には，ルートパートのMIMEボディだけを一時ファイルに出力します。

MIME Multipart/Related構造のSOAPメッセージに含まれる添付ファイルは，wsi:swaRef形式の添付ファイル，MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルまたはSAAJ1.3仕様のAPIを利用して扱えます。

＜この節の構成＞

10.24.1　一時ファイル