Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(監査者用)

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2.4 メッセージの記述形式

ここでは,システムの監査で使用されるメッセージのこのマニュアルでの記述形式について説明します。

監査で使用されるメッセージの記述形式を次に示します。


XXXXnnnnn-Y

メッセージの内容

 
出力項目名 出力項目の意味 出力内容
メッセージの出力項目名 メッセージの出力項目の意味 メッセージの出力内容
可変値に関する説明
コマンド
メッセージが出力される契機となるコマンド
出力ポイント
メッセージが出力されるタイミング

次に,各項目について説明します。

XXXXnnnnn
メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
XXXX
メッセージを出力した構成ソフトウェアまたは機能を示すID(プリフィックス)を表します。プリフィックスは英字4文字で示します。
nnnnn
メッセージを出力したプログラムで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。

Y
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

メッセージの内容
メッセージに出力される項目の内容を表に示します。
ここでは,メッセージごとに固有の意味を持つ項目,または固有の値が出力される項目について説明します。すべてのメッセージで共通の意味を持つ項目,または共通の値が出力される項目については,「2.3 メッセージの出力項目」の「表2-1 監査で使用されるメッセージの出力項目」を参照してください。

可変値に関する説明
メッセージテキストの自由記述中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:OSのアカウント
bb....bb:実行コマンド名と引数

コマンド
メッセージが出力される契機となるコマンドを示します。
メッセージが出力されるコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「6.6 監査ログを出力するコマンド・操作一覧」を参照してください。

出力ポイント
メッセージが出力されるタイミングを示します。
メッセージが出力されるタイミングについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「6.7 監査ログの出力ポイント」を参照してください。