35.2 osagent(スマートエージェント)プロパティ

osagent(スマートエージェント)のプロパティを次の表に示します。

表35-1 osagent(スマートエージェント)プロパティ(C++)

プロパティデフォルト旧プロパティ説明
vbroker.agent.addrnull-ORBagentAddrosagentが動作しているホストのIPアドレスまたはホスト名を,VisiBrokerアプリケーションに指定します。デフォルトのnullに設定すると,VisiBrokerアプリケーションはOSAGENT_ADDR環境変数の値を使用します。
OSAGENT_ADDR環境変数が未設定のときは,osagentがローカルホストで動作していると仮定します。
このプロパティはosagentには指定できません。
vbroker.agent.addrFilenull該当しません。agentaddrファイルを指定します。agentaddrファイルについては,マニュアル「Borland Enterprise Server VisiBroker デベロッパーズガイド」の「agentaddrファイルによるホストの指定」または「ポイントツーポイント通信の使用」を参照してください。
このプロパティはosagentとアプリケーションのどちらでも指定する事ができます。
vbroker.agent.clientHandlerPort0該当しません。osagentがクライアントアプリケーションと通信するために使用するポートを指定します。デフォルトの0に設定すると,osagentはシステムに割り当てられたポート番号を使用します。
このプロパティはアプリケーションには指定できません。

0以外を指定する場合,有効範囲は5001~65535の範囲の整数値です。それ以外の値を指定した場合,動作の保証はできません。
vbroker.agent.debugfalse該当しません。trueを設定すると,システムはVisiBrokerアプリケーションとosagentとの間での通信のデバッグ情報を表示します。
このプロパティはosagentには指定できません。
vbroker.agent.enableLocatortrue-ORBagentfalseを設定すると,VisiBrokerアプリケーションはosagentと通信を行いません。
このプロパティはosagentには指定できません。
vbroker.agent.localFilenull該当しません。マルチホームマシン上で使用するネットワークインタフェースを指定します。これは,以前はOSAGENT_LOCAL_FILE環境変数でした。
このプロパティはosagentには指定できません。
vbroker.agent.port14000-ORBagentPortネットワーク上のORBドメインを定義するポート番号を指定します。すべてのVisiBrokerアプリケーションとosagentに同一のポート番号を設定すると,それらを連携させることができます。このプロパティはOSAGENT_PORT環境変数と同じ働きをします。
このプロパティはosagentとアプリケーションのどちらでも指定する事ができます。