Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド

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17. 動的起動インタフェースの使用

この章では,DII(動的起動インタフェース)の使用方法について説明します。ほとんどのクライアントプログラムの開発者は,自分のCORBAオブジェクトの型を知っていて,それらの型のIDLコンパイラが生成したスタブをコードの中に組み込みます。これに対し,汎用的なクライアントを作成しようとする開発者は,どの種類のオブジェクトを起動したいのかが事前にわかりません。このような場合,開発者はDIIを使用して,ランタイム時に入手した情報から任意のCORBAオブジェクトの任意のメソッドを起動できるクライアントを作成します。

<この章の構成>
17.1 動的起動インタフェースとは
17.2 汎用的なオブジェクトリファレンスを取得
17.3 Requestを生成し初期化
17.4 DIIリクエストを送信し,結果を受信
17.5 DIIと一緒にIRを使用