トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド
(aa...aa) bb...bb(cc...cc) failed : dd...dd.
- aa...aa:プロセスID
- bb...bb:システムコール名(最大15文字の半角英数字)
- cc...cc:システムコールを呼び出したモジュール,関数名やシステムコールへの引数の内容など,任意の情報(最大63文字の半角英数字)
- dd...dd:システムコールエラー時のエラー番号
- [システムの処理]
- 障害の重要度によって,次のどれか一つを実行します。
- 処理を打ち切り,プロセスを異常終了させます。
- 処理を打ち切り,実行中サービスの呼び出し元へリターンします。
- そのまま処理を続けます。
- [対策]
- TPBroker内で発行したシステムコールで,エラーが発生しました。次の表に示す内容に従って対策してください。コアファイルが出力されている場合,そのファイルを保存して,保守員に連絡してください。
表11-1 エラー番号の意味と対策
エラー番号 意味 対策 EMFILE 該当プロセスでオープンしたファイル数が,OSで規定されている上限値を超えました。 OSの定義を見直し,必要に応じて変更したあと,OSの定義を再作成してください。 ENFILE ノード上にあるプロセスからのオープン要求が,OSで規定されている最大値を超えました。 ENOLCK ノード上にあるプロセスからのファイルロック要求が,OSで規定されている最大値を超えました。 ENXIO キャラクタ型スペシャルファイルに対応するデバイスが存在しません。 TPFSまたはADMFS環境変数が共用ディスク上のキャラクタスペシャルファイルの場合は,共用ディスクが活性化していることを確認してください。 上記以外 上記以外のエラー システムコール名とエラー番号を基に,該当するマニュアルで原因を調査し,アプリケーションプログラムの修正,システム環境定義の変更,またはOSの定義の再作成をしてください。
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