トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド
Java OTSは,アプリケーションプログラムを作成するためのAPIを提供しています。これらのAPIの概要を次に示します。
APIの詳細については,マニュアル「TPBroker プログラマーズガイド」を参照してください。
- CosTransactionsモジュール
OTS仕様で指定されているCosTransactionsインタフェースを,CORBA準拠のパッケージ名称で提供します。パッケージ名称は次のとおりです。
- CORBA準拠パッケージ名称
- org.omg.CosTransactions
- CosTransactions IDLファイル
OTS仕様で指定されているCosTransactionsインタフェースを示すIDLファイルを,CORBA準拠のファイル名称で提供します。ファイル名称は次のとおりです。
- CORBA準拠のファイル名称を持つCosTransactions IDLファイル
- $TPDIR/idl/CosTransactions.idl
- TpCosOTSインタフェース
TpCosOTSインタフェースはTPBroker独自の機能を提供します。これによって,Javaアプリケーションは次のことができるようになります。
- TransactionFactoryオブジェクトの取得
- Java OTSが提供する独自のメソッドへのアクセス
- org.omg.CORBA.ORB.resolve_initial_referencesメソッド
org.omg.CORBA.ORB.resolve_initial_referencesメソッドは,Current擬似オブジェクトとTpCosOTSオブジェクトへのアクセスを提供します。このメソッドには次のパラメタがあります。
- TransactionalCurrent
Current擬似オブジェクト用のパラメタ
- CosOTS
TpCosOTSオブジェクト用のパラメタ
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