トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド

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1.3.5 運用支援機能

TPBrokerの運用支援機能では,システム運用,プロセス監視,メッセージログ管理,および稼働統計情報の取得などの機能を提供しています。そのため,システム運用時のオペレータの操作は省力化され,システムの運用コストを削減できます。

運用支援機能の詳細については,「6. 運用支援機能」を参照してください。

<この項の構成>
(1) システム運用
(2) プロセス監視
(3) メッセージログ管理
(4) 稼働統計情報の取得

(1) システム運用

TPBrokerの開始および終了,TPBrokerを運用するために必要な各種運用コマンド,および稼働統計情報の表示など,システム運用全般に関する支援を提供しています。

(2) プロセス監視

TPBrokerでは,幾つかのシステムデーモンプロセスを提供しています。TPBrokerはこれらのプロセスの状態やリソースマネージャを監視し,障害の発生を自動的に検知します。また,TPBrokerでは,システム環境に応じてプロセス監視方式を選択できます。例えば,あらかじめプロセス監視定義ファイルに監視対象となるプロセスを設定しておく方式や,TPBrokerの運用コマンドで起動したプロセスを動的に監視対象に加える方式などがあります。

(3) メッセージログ管理

TPBrokerでは,メッセージをイベントログ,メッセージログファイル,およびsyslogに出力します。

(4) 稼働統計情報の取得

TPBrokerでは,稼働統計情報を取得します。取得した情報は運用コマンドを使用して表示できます。

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