トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド
Cosminexus TPBrokerはCosminexus用のTPBrokerです。Cosminexus TPBrokerを使用すると,RMI-IIOP通信基盤とともにTPBrokerのトランザクション機能(OTS)を利用することで,J2EEサーバ上での分散トランザクション処理を実現できます。Cosminexus TPBrokerの位置づけを次の図に示します。
- Cosminexus TPBrokerをご使用の場合の参照個所
- Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,次の表に従ってマニュアルをお読みください。種別が「○」になっている項目を,適宜参照してください。
表1-1 Cosminexus TPBrokerをご使用の場合の参照個所
記載個所 目次タイトル 種別 1.1 TPBrokerとは ○ 1.2 TPBrokerの特長 ○※1 1.3 TPBrokerの機能 ○ 2.1 環境設定の手順 ○ 2.2 環境変数を設定する ○ 2.3 TPBrokerのOTS環境をセットアップする ○ 2.4 システム環境定義を変更する ○ 2.5 リソースマネージャと連携する場合の準備(C++) × 2.6 プロセス監視定義ファイルを編集する ○ 2.7 TPBrokerの運用支援機能実行環境をセットアップする ○ 2.8 例外リストを登録する ○ 2.9 注意事項 ○ 3.1 トランザクション制御 △ 3.1.1 CORBAで規定されたOTSの仕様 △ 3.1.2 トランザクション制御の概要 △ 3.1.3 オブジェクトトランザクションサービス △ 3.1.4 トランザクションモデル △ 3.1.5 コンテキスト管理 △ 3.1.6 プロパゲーション △ 3.1.7 チェックドトランザクション △ 3.1.8 ポリシーの設定 △ 3.1.9 トランザクション稼働統計情報 ○ 3.1.10 トランザクショントレース ○ 3.2 回復処理 ○ 4 C++ OTS機能(C++) × 5 Java OTS機能(Java) △ 6.1 システム運用 ○ 6.2 プロセス監視 ○ 6.3 監視対象プロセス並列起動/停止機能 ○ 6.4 プロセス監視定義ファイルの再読み込み機能 ○ 6.5 メッセージログの管理 ○ 6.6 稼働統計情報の取得 ○ 6.7 UAPログ出力機能(C++)(UNIX) × 7.1 TPBrokerの運用の流れ ○ 7.2 TPBrokerの開始と終了 ○ 7.3 アプリケーションプログラムの開始と終了 × 7.4 リソースマネージャの運用(C++) × 7.5 トランザクションサービスの運用 ○ 7.6 TPBrokerファイルシステム(UNIX) ○ 7.7 トランザクショントレースの運用(UNIX) ○ 7.8 TPBrokerデーモン ○ 7.9 TPBrokerのバージョンアップ × 8.1 定義の概要 ○ 8.2 プロセス監視定義の詳細 ○ 8.3 システム環境定義の詳細 ○ 8.3.1 運用定義 ○ 8.3.2 トランザクション定義 ○※2 8.3.3 リソースマネージャ定義(C++) × 8.3.4 回復定義 ○ 8.3.5 トランザクションコンテキストサーバ定義 × 8.3.6 システム定義 ○ 8.3.7 トランザクショントレース定義 ○ 8.4.1 リソースマネージャとのXA連携(C++) × 8.4.2 リソースマネージャの削除(C++) × 8.4.3 プロセス監視定義の定義例 ○ 9.1 運用コマンドの概要 ○ 9.2 TPBrokerで使用する運用コマンド ○※3 9.3 運用コマンドの詳細 ○※3 10.1 アプリケーションプログラムの障害 △ 10.2 TPBrokerの障害 ○ 10.3 障害の解決に必要な情報 ○ 11 メッセージ ○ 12 Java OTSが出力するメッセージ ○
- (凡例)
- ○
- Cosminexus TPBrokerでサポートしている機能についての記載個所です。Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,参照してください。
- ×
- Cosminexus TPBrokerではサポートしていない機能についての記載個所です。Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,参照する必要はありません。
- △
- Cosminexus TPBroker,またはほかのCosminexus製品でサポートしているが,ユーザが意識する必要はない機能についての記載個所です。Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,参照する必要はありません。
- 注※1
- CORBAアプリケーションの開発/実行は,Cosminexus TPBrokerではサポートしていません。
- 注※2
- コンパイラ選択は,ユーザが意識する必要はない機能についての記載個所です。
- 注※3
- 次に示すコマンドは,Cosminexus TPBrokerではサポートしていません。
- tsedapt(APIトレースファイル解析(C++))
- tslnkrm(リソースマネージャの登録・削除(C++))
- tslsrm(リソースマネージャ情報の表示(C++))
- tsmkobj(トランザクション制御用オブジェクトファイルの作成(C++))
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.