プロセス監視定義の項目の内容を次の表に示します。プロセス監視定義の指定項目内容の説明では,例の記述がWindows表記となっています。UNIX上ではUNIX表記に置き換えてください。
表8-1 プロセス監視定義の項目の内容
項番 | 定義項目 | 指定する値 | 項目の説明 |
---|---|---|---|
1 | 起動プロセスの識別子 (必須) |
| - |
2 | 起動する監視対象プロセスの名称-正常起動 (必須) | 255文字以内の文字列
| - |
3 | 起動する監視対象プロセスの名称-再起動 | 255文字以内の文字列
| 名称を指定しない場合は,項番2で指定した名称が適用されます。 間接起動方式で,コマンドが未設定の場合,TPBrokerはプロセスを起動および停止するだけで,監視はしません。 |
4 | 起動する監視対象プロセスの名称-強制正常起動 | 255文字以内の文字列 | 名称を指定しない場合は,項番2で指定した名称が適用されます。 間接起動方式の場合は,無視されます。 |
5 | プロセス起動用コマンドおよびプロセス停止用コマンドのタイムアウト値※ | 0~1800(秒) デフォルト:300 「プロセス起動用コマンドのタイムアウト値 , プロセス停止用コマンドのタイムアウト値」の形式で指定します。 | プロセス開始コマンドのタイムアウト値は間接起動方式の場合だけ有効です。 プロセス起動用コマンドのタイムアウトおよびプロセス停止用コマンドのタイムアウトに0を設定した場合,コマンドのプロセスを即時に強制終了します。
|
6 | プロセス起動に失敗した場合のTPBrokerの処置 (必須) | 次のどれか一つを指定します。
| 「restart」を指定した場合は,プロセス起動を連続3回失敗すると,それ以降は再起動処理を行いません。 |
7 | 監視対象プロセスが異常終了した場合のTPBrokerの処置 (必須) | 次のどれか一つを指定します。
| 「command」を指定した場合は,発行するコマンド名を指定します(項番8を参照のこと)。 |
8 | 監視対象プロセスが異常終了した場合に発行するコマンド名 | 255文字以内の文字列 | 項番7で「command」を指定した場合,必ず指定します。 |
9 | プロセスを起動するタイミング (必須) | 次のどちらかを指定します。
| - |
10 | 一定時間内に連続して異常終了する回数の上限 (必須) | 0以上の整数 デフォルト:3 | 監視時間は10分です。 指定値回目の再起動を抑止します。指定値0と1は再起動を行いません。 この定義の指定は,項番7で「restart」を指定している場合だけ有効です。 |
11 | 正常停止用コマンド | 255文字以内の文字列 | コマンドを指定しない場合は,システムコール(UNIXの場合はkill(),Windowsの場合はTerminateProcess())でプロセスが直接停止します。 |
12 | 強制停止用コマンド | 255文字以内の文字列 | コマンドを指定しない場合は,項番11に指定したコマンドが発行されます。 |
13 | コマンド実行用のユーザID | 0~59999の符号なし整数 | Windows版の場合は無視されます。 |
14 | コマンド実行用のグループID | 0~59999の符号なし整数 | Windows版の場合は無視されます。 |
15 | プロセス起動時に設定する環境変数名と値 | 511文字以内の文字列 「"環境変数名=値","環境変数名=値"…」の形式で指定します。 全体で511文字以内にしてください。 | 必要な場合に指定します。 |
16 | TPBroker開始時に設定する環境変数名と値 | 511文字以内の文字列 「PUTENV:環境変数名=値」の形式で指定します。 ADMFS,ADMSPOOL,TPDIR,TPFS,TPDIRは設定せず,admsetupコマンド実行時の環境変数を引き継がせてください。 | 必要な場合に指定します。 環境変数は,0~100個まで,1行に1個だけ指定できます。 ここで指定した環境変数は,監視対象プロセスすべてに設定されます。 項番15で指定した環境変数名と重複する場合,プロセス起動時には項番15の値が設定されます。 指定しない場合,admsetupコマンド実行時の環境変数が使用されます。 |
17 | 改行文字 | ¥ | 定義が複数行にわたる場合は,必ず指定します。 |
18 | コメント | # | 「#」から行末までをコメントとみなします。
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