形式
admlaunch -i 識別子 [起動コマンド列ファイル]
機能
Windows版でTPBrokerの運用支援機能を使用してvbjコマンド(起動するJavaアプリケーションを含む)およびネーミングサービス(nameservプロセス)を監視するための,起動用コマンドおよび停止用コマンドです。プロセス監視定義中またはadmstartprc,admstopprcコマンドの引数として使用します。
admlaunchコマンドで起動した監視対象プロセスは,必ず停止用コマンドとして動作するadmlaunchコマンドを使用して停止させてください。
なお,これはWindows版だけに提供されるコマンドです。
オプション
-i 識別子
直接起動方式のプロセスとして運用監視機能に登録する際に指定した識別子と同じ識別子を指定します。識別子の指定値については,「8.2 プロセス監視定義の詳細」を参照してください。
引数
起動コマンド列ファイル
実際に起動するvbjコマンドまたはネーミングサービス(nameservプロセス)のコマンド列を格納したテキストファイルを用意し,そのファイル名をフルパスで指定します。スペースを含むパスを指定する場合は,パス全体を「¥"…¥"」のように「¥"」で囲んでください。このファイル名には環境変数は記述できません。
このオプションは,admlaunchコマンドを起動用コマンドとして使用するときだけ指定します。指定しないときは,admlaunchコマンドは停止用コマンドとして動作します。
用意するテキストファイルには,admlaunchコマンドで起動するコマンド列を一行に記述します。一行の長さは2047文字以内です。テキストファイルは,最初の一行しか読まれません。
コマンド列の第1引数は,vbjコマンドまたはネーミングサービス(nameservプロセス)への絶対パスを指定します。また,ログオフ時に終了しないオプションを指定します。スペースを含むパスを指定する場合は,パス全体を「"…"」のように「"」で囲んでください。
記述例
プロセス監視定義の記述例を次に示します。
記述例1
JSVA※1:"C:¥TPBrokerV5¥bin¥admlaunch.exe -i JSVA ※2
C:¥TPBrokerV5¥java_examples¥ots¥server2.txt": ¥※3
: : :none:restart: :none:3 ¥
:"C:¥TPBrokerV5¥bin¥admlaunch.exe -i JSVA": : : ¥※4
:"CLASSPATH=C:¥TPBrokerV5¥examples¥ots;C:¥TPBrokerV5¥lib¥vbjorb.jar"※5
記述例2
JSVB:"¥"C:¥Program Files¥TPB¥bin¥admlaunch.exe¥"※6 -i JSVB ¥"C:¥Program Files¥Sample¥client.txt¥"※6": ¥
: : :none:restart: :none:3 ¥
:"¥"C:¥Program Files¥TPB¥bin¥admlaunch.exe¥"※6 -i JSVB": : : ¥
:"CLASSPATH=C:¥Program Files¥Sample;C:¥Program Files¥TPB¥lib¥vbjorb.jar※7"
起動コマンド列ファイルの内容例を次に示します。
内容例1
C:¥TPBrokerV5¥bin¥vbj.exe※1 -J-Xrs※2 -Dorg.omg.PortableInterceptor.ORBInitializerClass.COM.Hitachi.software.TPBroker.OTS.Init Server2Main
内容例2
"C:¥Program Files¥TPB¥bin¥vbj.exe"※3 -J-Xrs SampleClient
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