形式
trnctxsv [-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=ポート番号] [-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.dispatcher.threadStackSize=スレッドスタックサイズ] [-Dvbroker.orb.isNTService=true]
機能
トランザクションコンテキストサーバを起動し,トランザクションコンテキストサービスを開始します。Javaアプリケーションを実行する前に,トランザクションコンテキストサーバを起動しておく必要があります。
障害対策のため,TPBrokerの運用支援機能から起動することをお勧めします。
このコマンドは,tsstartコマンドでトランザクションサービスを開始させたときだけ使用できます。admstartコマンドで開始したTPBrokerでは使用できません。
オプション
-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=ポート番号
TCSが使用するTCPポート番号を指定します。ポート番号を固定したい場合に指定してください。このオプションを指定しない場合は,OSによって自動的に割り当てられたポート番号を使用します。
-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.dispatcher.threadStackSize=スレッドスタックサイズ
TCSのスレッドスタックサイズを指定します。このオプションを指定しない場合は,適切なスレッドスタックサイズを使用します。このオプションは,通常は指定する必要はありません。
-Dvbroker.orb.isNTService=true
Windowsのログオフ時にTCSプロセスが停止しません。このオプションを指定しない場合は,Windowsのログオフ時にTCSプロセスが停止します。運用支援機能などでWindowsサービスとしてTCSを運用する場合は,このオプションを指定してください。
このオプションはWindows版だけに有効です。
表示形式
prompt> trnctxsv
KFCB32201-I TransactionContextServer has started. pid=37106
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