Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)
22.1 メッセージの記述形式
この章でのメッセージの記述形式を次に示します。
KFRMnnnnn-Y (Z)
メッセージテキスト
- 可変値についての説明
- 説明
- メッセージテキストに対する補足説明
- 対処
- ユーザが実施する対処
なお,「可変値についての説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。
次に,各項目について説明します。
- KFRMnnnnn
- メッセージIDを表します。
- メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
- KFRM
- Reliable Messagingが出力するメッセージのプリフィックスを示します。
- nnnnn
- Reliable Messagingで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。
- Y
- メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
- メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
- E(Error)
- エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
- このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
- W(Warning)
- 警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
- メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
- I(Information)
- システムの動作を通知するメッセージです。
- メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
- (Z)
- メッセージの出力先を表します。出力先は英字1文字で示します。
- 出力先を示す文字とその意味を次に示します。
- C:Component Containerのコンソールに出力されます。
- O:アプリケーションサーバ用メッセージログに出力されます。
- S:開始停止メッセージログに出力されます。
- T:Reliable Messagingのコマンド出力として標準出力に出力されます。
- U:Reliable Messagingのコマンド出力として標準エラー出力に出力されます。
- これらの文字はメッセージには出力されません。複数の出力先がある場合はスラント(/)で区切ります。
- メッセージテキスト
- Reliable Messagingが出力するメッセージテキストを表します。
- なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。
- 可変値についての説明
- メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値についての説明の記述例を次に示します。
- (例)
- aa....aa:ファイル名
- bb....bb:アプリケーション名
- 説明
- メッセージが通知された要因やメッセージを出力したソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。
- 対処
- ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,ユーザが弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.