Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)

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18.1 メッセージの記述形式

この章でのメッセージの記述形式を次に示します。


KFCBnnnnn-Y

メッセージテキスト

可変値に関する説明
[要因]
メッセージの出力要因
[システムの処理]
システムが実行する処理
[対策]
メッセージ確認時のTPBroker管理者の処置

なお,「KFCBnnnnn-Y」,「可変値に関する説明」はメッセージによって記述しないものもあります。

次に,各項目について説明します。

KFCBnnnnn
メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
KFCB
TPBrokerが出力するメッセージのプリフィックスを示します。
nnnnn
TPBrokerで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。

Y
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

メッセージテキスト
TPBrokerが出力するメッセージテキストを表します。
なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。

可変値に関する説明
メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:ファイル名
bb....bb:アプリケーション名

要因
メッセージの出力要因を示します。

システムの処理
システムがメッセージを出力したあとに実行する主な処理を示します。

対策
メッセージ確認時のTPBroker管理者の処置を示します。

メッセージIDがある場合は,メッセージIDの順に並んでいます。メッセージIDがない場合は,アルファベット順に並んでいます。