Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)

[目次][前へ][次へ]

13.1 メッセージの記述形式

この章でのメッセージの記述形式を次に示します。


KEOSnnnnn-Y (Z)

メッセージテキスト

可変値に関する説明
説明
メッセージテキストに対する補足説明
対処
ユーザが実施する対処

なお,「可変値に関する説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。

次に,各項目について説明します。

KEOSnnnnn
メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
KEOS
Managerを使用した構築・運用・保守で出力されるメッセージのプリフィックスを示します。
nnnnn
Managerを使用した構築・運用・保守で管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,02000〜29999の5けたの固有の番号が付いています。

Y
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
Q(Question)
出力したメッセージに対して,ユーザの応答を通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,ユーザの応答を待ちます。
R(Request)
出力したメッセージに対するユーザからの応答を待っていることを通知するメッセージです。
なお,KEOSで始まるメッセージの出力先がManagement Serverの画面の場合,メッセージのレベルによってメッセージテキストの色が異なります。
メッセージのレベルを示す色とその意味を次に示します。
  • 赤色:エラーレベルのメッセージを示します。
  • 黄色:警告レベルのメッセージを示します。
  • 黒色:システム動作を通知するメッセージを示します。

(Z)
メッセージの出力先を表します。出力先は英字1文字で示します。
出力先を示す文字とその意味を次に示します。
  • C:コンソールに出力されます。
  • F:ログファイルに出力されます。
  • L:イベントログに出力されます。
  • S:syslogに出力されます(UNIXの場合)。
  • W:Management Serverの画面に出力されます。
  • V:リモート管理機能を使用している製品のログに出力されます。
    注意
    メッセージの出力先は,マニュアル内で使用する付加情報です。

メッセージテキスト
Managerを使用した構築・運用・保守で出力されるメッセージテキストを表します。
なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は次のどちらかの形式で示します。
  • 太字
  • 「xx....xx」(xxは英小文字)

可変値に関する説明
メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:ファイル名
bb....bb:アプリケーション名

説明
メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。

対処
ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。